悪い雑念「執着」に気づく(AC克服-6)

 こんにちわ、嫌われたくない心のカウンセラーかなざわです。

「善き思い」と「悪い雑念」


あなたは、どちらの方が多いですか?

当然、悪い雑念の方が多いですよね。

では、なぜ人はどうしてこうも悪い雑念を
増やしてしまうものなのでしょうか?


一方的に期待したり

簡単に腹を立てたり

嫌な出来事をしつこく覚えていたり

 

こういう一つの思いに心がべったり
貼りついた状態を「執着」と呼びます。
 


心が粘着テープになって、
無駄な雑念を自らにくっつけている状態。

 

気分いいはずがないのに、
なぜか離れられない。
そんな感じがしませんか!

 

これ以上、雑念に気を取られないように、
ここで、心の方向性を明確にしましょう。

 

どのような心を大切にして
どのような心を減らしていくのか
「善いか悪いか」という分類を用いると
シンプルな方向性が浮かび上がってきます。

 

善き思いは育てる。

悪い雑念は捨てる。

 

善き思いの種類は、比較的想像できますよね。
愛、感謝、友情・・・

 

悪い雑念はどうでしょう。

日頃感じている通り
「なんでこうなっているのか、よく分からない」
ままではないでしょうか。

 

その状態のままでは、
「捨てる」ことはできません。

 

そこで「分類法」という方法を活用します。

「分類法」は次回お話ししますね!

 

今回の内容について
ご意見ご感想をコメント
いただけたら嬉しいです。
  ↓  ↓

早めに「自覚」する!(AC克服-4)

こんにちは、嫌われたくない心のカウンセラーかなざわです。

 

いままで、

「自分と向き合う覚悟」について

「雑念」、心のゴミについて

「雑念度チェック」についてお話してきました。

 

今日は、こんなルートを考えてみてください。

①気分が晴れない⇒毎日がつまらない・イライラが溜まる⇒気難しい・暗い性格になっていく。

②気分が晴れない状態を「自覚する」⇒意識的に気分を晴らすように「工夫する」⇒心を明るく軽い状態に保ち続ける。

 

あなたなら、どちらのパターンを選びたいですか?

 

②の反応パターンを決定づけているのはやはり「自覚する」とうことです。

 

心は体と同じで、手入れをしないと汚れるし、病気にもかかります。

 

たとえば、

 

「最近どうも楽しいことが少ないな」とか

「やる気が続かないな」といった思いが

いつの間にか無気力症や鬱に変わっていったということは、

よくあることです。

 

もし、

 

早めに「自覚」して、

その状態を解消すれば、

そのような状態を防ぐことができ

心をいつまでも明るく保つことができるでしょう。

 

そのためには、「今の心の状態を知る」ことが

欠かせません。

 

つまり「自覚する」ということは

心の問題を解決する出発点になります。

 

アダルトチルドレンの生きづらさにお困りの方は
一度、ご相談ください。
http://mentalhealingroom.com/muryoyoyaku ‎

 

 

目に見えない雑念!(AC克服-3)

こんにちは、嫌われたくない心のカウンセラーの金澤です。


今から挙げるのは、
「雑念」に当たる心の状態
言い換えてリストアップしたものです。



もし「これは自分の中にある」

「今の心境にぴったりだ」と思うものがあったら

「〇」をつけてみてください。



(1)今の気分について

・怒りがある
・満たされない気分でいる。

・欲望や期待する心に振り回されている感じがする。

・焦っている。
・疲れがたまっている。
・楽しくない。
・気が進まない。
・やる気がでない。
・ストレスを感じている。
・憂鬱である。

・ソワソワと落ち着かない
・やめようかと密かに考えていることがある。




(2) 自分の性格について
・思い込みが激しい。

・几帳面で物事がうまくいかないと無性に腹が立つ。

・勝ち負けにこだわる。

・目立つのが好き。

・プライドが高い。

・見栄っ張り。

・感情の起伏が激しい。

・失敗を引きずるタイプ。
・自信がない。

・落ち込みやすい。

・自分を責めがち。

・人前に出ると緊張する。

・優柔不断だと思う。

・過去をよく振り返る。




(3) 他人に対して

・人の目が気になる。
・よく嫉妬する。
・嫌いな人のことが頭から離れない。

・わかってもらえずに悔しいと感じる相手がいる。

・自分だけ損をしているように思う。

・引け目、劣等感がある。

・人を疑いやすい。

・人のうわさ話、悪口が好き。

・人の粗さがしをよくする。
・人と比較する。
・ノー(本音)が言えない。

・都合が悪いと、ついウソをついてしまう。



(4) 普段の生活について

・ぼんやりしている時間が長い。

・グルグルと同じことばかり考えている。

・楽しいことが少ない。
・外に出るのが億劫だ。

・やりたいことがわからない

・過去の失敗、挫折を引きずっている。

・未練がある。

・将来に不安、恐れがある。

・自分はこのままでいいのかと思う。

・やりたいことはあるが、あと一歩が踏み出せない。




いかがでしょうか。


こうしてチェックしてみると、

けっこう思い当たってビックリするかもしれません。




私たちの心は、自覚がないだけで

本当は「雑念まみれ」なんですね。

 

では、なぜ自覚がないのでしょうか?

雑念は「目に見えない」からです。

 

部屋の状態と違って、
心が「散らかっている」状態が分からない。

 

分からないから、自覚できないから
そのままになってしまう。

 

自覚しないままだと
「良くない事態」が生じてきます。

 

「気が散ってしまう」という初期症状から始まり
疲れやすくなる、怒りっぽくなったりと

感情的な問題が生じてきます。

 

挙句の果てには、
鬱にかかり、神経症になるということも、、、、

 

生活に支障をきたす事態にさえ発展する可能性があります。

雑念をあなどってはいけません。

 

本日はここまで

次回もお楽しみに。

自分を客観視する!(AC克服-1)

アダルトチルドレンの意味や傾向を知ることは、

アダルトチルドレンの症状を克服していく第一歩になります。

 

「自分を客観視する」ということがとても大事なことだからです。

 

なぜなら、

 

あなたのその生きづらさの原因である、
考え方や捉え方の偏りを見つめなおすことによって、
その偏りを意識することができるからなんです。

 

考え方や捉え方の偏りに気付きにくい場合は、
アダルトチルドレンをチェックするシートやサイトを
利用するのもいいかと思います。
(アダルトチルドレン心理テスト)

 

大事なことは、

 

「ありのままの自分の過去を受け入れる」作業が必要です。

これは、簡単そうでとっても辛いことかもしれません。

 

自分の過去のトラウマが原因で、
今が生きづらいとことに気がつくと、
過去や家族に憎しみや後悔の感情が
生まれてくるかもしれないからです。

 

「過去を受け入れる」ということは、
今感じたネガティブな感情も合わせて
受け入れなければなりません。

 

この感情への対処はなかなか難しいものです。

 

焦らずに時間をかけて感情を変化させる必要があります。

専門の心理セラピストの支援を受けることが望ましいです。

書籍やセミナーで学んでできものではありません。

まして、我流で一人でできるものでもありません。

 

逆に一人でやろうとしても、
過去の感情に飲み込まれてしまい
危険な状況になりかねません。

 

そうなった時に、自分では対処できないからです。

 

しっかり取り組む場合は、
必ずACの専門に扱っている専門家と
一緒に行うのが効果が出る一番の近道です。

 

ご相談はコチラ⇒http://mentalhealingroom.com/muryoyoyaku

 

 

●過去を受け入れるプロセスで留意しておくこと。

アダルトチルドレンの傾向として、拡大解釈をしたり、
過剰に悲観的になることがあるかもしれません。

 

今の自分を受け入れる事も、
自分の考えや捉え方は人とは違うという
マイナスな感覚に捉われるかもしれません。

 

ですが、そこを感情に任せて否定したり、
目を背けてはアダルトチルドレンの生きづらさからの克服は
いつまでたっても遠くなります。

 

完全に平均値である人はいません。

どこかに偏りがあり、
その偏りは使い方によっては
生きやすさになる事もあると自覚してください。

 

たまたま、自分の偏りが生きづらさになっているだけで、
まずはその偏りに気付き、見つめなおすことが大切ですよ。

 

まずは、「ありのままの過去を受け入れる」事が
アダルトチルドレン克服へのスタートとなります。

 

まずは、

じっくりアダルトチルドレンである
「自分と向き合う覚悟」が必要です。

 

自分自身がアダルトチルドレンであると気が付いた時から、
アダルトチルドレンを回復する道のりが始まっています。

 

そして、アダルトチルドレンの症状の度合いによっては、
時間がかかることがあると考えておく必要があります。

 

何事も焦って結果を求めては、
上手く行くものも上手く行かないものです。

 

しっかり「自分と向き合う覚悟」をもつ
ということを学んでください。

 

「覚悟を持つ」ということは、
あなたは本当に「自分を変えたい」と
心から思っているか? 

 

という自分の気持を確認する作業になります。

 

過去を受け入れるプロセスで留意しておくこと」でも
書いたようなことが起こってきます。

 

こういったリスクも含め、
自分にどれだけ投資できるかといったことが
自分に問われているということなんです。

 

その本気度によっては、
確実に成果が出る人、
変わらない人とに別れてきます。

 

本日はここまで

では、次回もお楽しみに・・・

 

もっと知りたいことがありましたら、
下記コメント欄にお願いします。

 

本記事の感想なども受け付けています。

苦手な関係は繰り返す!

こんにちは、嫌われたくない心のカウンセラーの金澤です。

「苦手な人間関係は繰り返す」と
あなたも聞いたことはありませんか?

 

 

ちょっとここで

ご自身の反応するパターンを
見てみましょう。

 

 

苦手な人間関係に振り回されて
ストレスを感じるときって
ついそこから逃げる、
遠ざかることを考えてはいませんか?

 

 

あの人と、

連絡を取るのをやめれば、
この職場を離れれば、
もうこの人間関係のストレスに
悩まされることはなくなるだろうと・・

 

 

たとえば、

 

わがままな上司に、
乱暴に扱われて嫌な思いをしている。

 

それが嫌で仕事を変わったり、
部署を移動したとします。

 

 

一時的にはその「苦手な人」から
離れることはできます。 

 

 

「苦手な人」って、
もしかするとあなたの人生において

昔から今にいたるまで繰り返し現れています。

 

 

思い返してみてください。

 

 

どうですか?

 

 

あなたが今、苦手だと思っているあの人…。

 

 

過去にも似たようなタイプの人に
困らされてきませんでしたか?

 

 

時と場所を変えても繰り返し現れる「苦手な人」。

 

 

時にそれは性格だけでなく、
顔や体型など外見まで似ていることさえあります。

 

 

苦手な人間関係は繰り返します。

 

 

「他人は自分の心を映す鏡である」とよく聞くフレーズです。

 

 

私たちは自分の身体を見る時、鏡を見ます。
同じように、自分の心は他人という「鏡」に映し出されています。

 

 

人間関係の悩みの原因は、
自分自身にある」なんて言われると、
まさに今ストレスを抱えて悩んでいる人は
こう思うかもしれません。

 

 

「あの人が悪いんだ。

私は何も悪くない」 (-_-メ

 

苦手な関係、ストレスで悩むときは
つい被害者意識になってしまいがちですね。

 

 

私が多くのクライアントとのセラピーを通して思うのは、
「その人の望ましくない思考が望ましくない現実、
人間関係を引き寄せている」というものでした。

 

 

たとえば、

 

いつもわがままな人に振り回される人がいるとします。

 

セラピーで、その原因を探索していくと、
実は自分自身がわがままな振る舞いや考えを持っていたり、
ちゃんと自分の考えを主張することを放棄している
ということが潜在意識のなかにあることがわかってきます。

 

 

たとえば、

いつも「どっちが上か下か」の
優劣をつけたがる人に悩まされる人。

 

 

その原因を探索していくと、
その人自身が「人を見下して自分が優秀だと感じたい」
という思いを強く持っていたりします。

 

 

たとえば、キャピキャピと女らしさを
アピールする人にストレスを感じる人。

 

 

その原因を探索していくと実は、
その人自身が自分の「女性らしさ」を受け入れられない、
否定していることが原因にありました。

 

 

どのケースでも、

その人自身の望ましくない思考が強ければ強いほど、
大きなストレスになる人がまるで磁石のように
引き寄せられていることがわかります。

 

 

そして、その原因に本人が気づいて、
考えや振る舞いを改めた時、

 

これまで悩んでいたことが、
ウソのようにストレスを感じなくなったり、
嫌な相手が自然と遠ざかっていくということが
起きていきます。

 

自分を変えた結果、
自分の「鏡」である他人との関係が
変わっていったのです。