▮ アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレンは、アルコール依存症家族で育った人
あるいは機能不全家族で育った人と略されています。

たとえば、親がアルコール依存症だったり、ギャンブルや借金の問題があったり、
仕事がすべてで親としての役割をとっていなかったり、両親の関係がうまくいっていなかったり、
重大な家族の問題が暗黙の秘密とされていた、など。

こうした機能不全家族の中で育つ子どもは、

問題状況に適応するための行動パターンを身につけて、家庭内で一定の役割を演じるようになります。

こうしたパターンや役割というのは、子ども時代を生きのびるために役立ちますが、
大人になってから「生きづらさ」の要因となることが多いのです。

 

機能不全家族で育った人に限らず、さまざまな立場の人が自分を「アダルトチルドレン」として見直すことで、
人生を変えていく力を得るようになります。

 

それは「子ども時代の役割に縛られない」ことであり、「大人として自分を幸せにする」ことなんです。

 
アダルトチルドレンを克服して大人として
自分を幸せにする方法を学んでいきましょう!!

アダルトチルドレンということば、どうやって生まれたのか?

 

 

アダルトチルドレンという言葉は、アダルトチルドレン概念の生みの親である
アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックがこの言葉を使い始めました。

こんなきっかけで生まれました。

クラウディアは、1970年代後半、依存症者の妻たちだけでなく子どもたちにも目を向けようと、
アルコール病棟に「子どもプログラム」を作ったことにあります。

しかし、いざ「子どもプログラム」がスタートしてみると、5~6歳や10代の子どもに混じって、
彼女より年上の30~40 代の人たちもやってきたそうです。

そこで、小さな子どもたちは「ヤング・チルドレン」のグループ、
10 代の子どもたちは「ティーンエイジ・チルドレン」のグループと名づけ、
大人たちのグループの名称に困った末に「アダルト・チルドレン」グループと 呼ぶことにしました。

 

鎖につながれた像

サーカスに連れてこられた小象は、足に鎖をつけられます。
どんなにもがいても鎖はとれません。

こうやって小象は自分が非力であることをとことん思い知らされるのです。
やがて小象は育ち、足の鎖はロープに、そしてスカーフに替わります。
でも象は大人になっても、幼いころに擦り込まれた鎖のイメージにとらわれ、
逃げることができないと信じています。

 

 

アダルト・チャイルドもこの象と同じで、
幼いころに擦り込まれた自己イメージに今も縛られています。

でも、私たちの足にもう鎖はありません。

私たちは自分の力でどこへでも行けるのです。

このことを心の底から信じられるようになることが、アダルト・チャイルドにとっての回復です。

ご自分の中にいる「小象」=インナーチャイルドに取り組むことが必須!

 

「あんなふうになるまい」と思ったのに

親と同じ依存症になっていた人。
配偶者の飲酒問題に悩んでいた人。
重すぎる責任を負ってあえいでいた人。
人間関係がうまくいかず、うつ状態になっていた人。

子ども時代にとっていた役割や心に刻まれたメッセージが、
大人になっても彼らの生き方を縛っていたのです。

やがて、依存症家庭で育った人に限らず さまざまな立場の人が
自分をアダルトチルドレンとして見直すことで、
人生を変えていくチャンスを得るようになりました。

 

 

アダルトチルドレンのかたよった5つの考え方とは

幼少期に身につけたパターンを、大人になってからも繰り返している
多くのアダルトチルドレンには共通した特徴があります。

その特徴は日々の生活で現れ、人間関係のトラブルを招いたり、
生きづらさの原因
にもになっています。

しかし、あなた自身の幼少期から染みついたこころのクセがあるのかを
知ることで改善
することができます。

それでは、アダルトチルドレンの特徴を見ていきましょう。

 

①白黒思考で考える!

すぐに嫌われたと思い込む?極端な思考で物事をとらえる!

白黒思考とは、「好き」と「嫌い」、「正しい」と「間違っている」のように、
極端な二択ですべての物事をとらえてしまうことをいいます。

例えば、「友人が挨拶を返さなかった」という事実があったとします。

「きっと嫌われているんだ」とすぐに考えるのが白黒思考の特徴です。

もしかしたら友人は考え事をしていて上の空だったのかもしれません。

挨拶を返したけれど、聞こえなかったのかもしれません。

さまざまなことが考えられるにもかかわらず、白黒思考だと短絡的に
「嫌われている」と考える傾向にある。

また、一つの事例が一般的な事例であると解釈し、
ほかの考え方を受け付けないという特徴もあります。

 

例えば、同僚が仕事でミスをしたとします。

そうすると、たった一度のミスだけで「あの人はミスばかりで使えない人材だ」と
判断するのが一般化に当たります。

極端な思考で物事を捉えることで認知のゆがみが起こり、
間違った事実を事実であると決めつけることになります。

 

②正当か自責!

自己判断が苦手?適度に責任を負えない!

何か悪いことが起こったときに、自分の正当性を主張するのもアダルトチルドレンの特徴です。
これは、自分以外にも原因があると主張することで責任を回避するためです。

逆に、過度に責任を引き受け過ぎる場合もあります。
自分の責任の範囲外のことも自分の責任のように感じ、その責任を引き受けてしまいます。

一見相反するように思える二つの思考ですが、
自分に責任がある場合は、自己を正当化し言いわけをするのに対し、
他人に責任がある場合は、その責任を背負いかばおうとするという形で現れます。

これはまさしく、両親の価値観で生きていた子供時代のなごりです。

 

③悪いことばかりに注目する!

自分に自信がない?もっと視野を広げて!

自分の短所ばかりを見て、長所がないように錯覚するのもその一つです。
他人に長所をほめられたとしても素直によろこび、受け入れることはない。

短所を指摘されるとそのことばかり気にする。

一日の中で一つでも悪いことがあると、他のことはうまくいっていたとしても
「今日はよくない一日だった」と考えてしまいます。

一つの悪いことばかりに目がいってしまい、良いことをなかったことにしてしまう。

また、自尊心が低く、自分自身を見捨てている傾向にある。
そのため、「自分は見捨てられるべき存在だ」という意識のもと、
人を試し見捨てられようとします。

「私のことを嫌いなんでしょう」と恋人を責めることがその一例です。

アダルトチルドレンは、

愛情や友情、信頼をすんなりと受け入れることができないため、
相手が自分を本当に大切に思っているかとゆさぶりをかける。

 

④冗談に傷つく!

まじめすぎるので柔軟な対応が望まれる。

物事を深く考え過ぎてしまう傾向にあるため、
他愛のないジョークも真剣に受け止めるために
冗談が通じない人だという印象を与えることが多々あります。

相手がジョークのつもりでいった言葉に傷つくことも多い。

完璧に物事をこなそうとする姿勢は、
努力家であると見られることもありますが、
その反面、達成感を感じた経験が少ないため、
最後までやり遂げるのはむずかしい。

 

⑤考えを変えることができない!

客観性に欠ける、物事の本質を見極めるのが苦手。

たとえそれが事実と異なっていたとしても、
自分の解釈からぬけだすことができない。
柔軟性に欠け、頑固だととらえられることがある。

思い込みから早まった結論を出してしまうこともあります。

「自分がどうである」という主観的に物事をとらえ、
他人も自分のような考え方、感じ方であると決めつけてかかる。

十人十色であり、百人いたら百通りの考え方があると思うことができません。

自分の考えていることが正しく、その他の考え方はすべて間違っているという
排他的な思考に陥りやすい。

 

 

アダルトチルドレンかどうかを診断チェック

アダルトチルドレンと呼ばれる状態になる原因には、
幼少期の家庭環境が大きな原因であることが確かです。

様々な要素があるなかで、
親もまたアダルトチルドレンであることが多い。

私たちは、幼少期に両親から学んだコミュニケーション方法でしか
他者と関わることができません。

自分の家庭環境はいったいどうだったか
振り返ってみる必要はとても重要な行為です。

下記の項目を参考にしてみてください。

 

育った家庭環境チェック

・家庭内に虐待やDV(身体的・精神的・性的な暴力)があった
・兄弟・親戚・近所・友達などといつもくらべられてきた
・親が与えてくれる愛情はいつも条件付きだった(いい子でいれば愛情が貰えるなど)
・親が精神的に不安定だった
・親がアルコールなどの依存症であった
・親が過保護や過干渉であった
・常にプレッシャーを与えられてきた
・自分の気持ちが最優先の親であった
・家の中に安心と安全が確保されていなかった
・母親がいつも不幸せそうだった
・自分が素でいられる安心できる場所がなかった
・親と子どもの役割が逆転していた(これは精神的なものも含めてです)
・両親が不仲の場合や、家庭内に会話や笑顔が少なかった
・親に否定されることが多かった
・甘えたい時に甘えられる環境になかった
・認めてもらえたり、褒めてもらったりした経験がほとんどなかった
・暴力のある環境だった

 

いかがでしたでしょうか?
どの環境も子どもにとっては地獄ですよね。

でも、これは人それぞれの受け取り方で変わってきますので、
同じ環境にいても皆が影響を受けるとは限りません。

大事なことは、当時のこどもだったあなたが、
受け取った結果の記憶体験が重要な要因になります。

ほんの些細な親の言動や行動で子どものこころは傷ついてしまい、
成長とともに蓄積され、大人になっったあなたの思考や感情に大きな影響を与えます。

これが現在のあなたの「生きづらさ」だということを自覚してくださいね。

幼少期に学んだ(刷り込まれた)思考やコミュニケーション方法は、
先祖代々受け継いでいいきます。

アダルトチルドレンに気づいて、一刻も早く生きづらくしている思考や思い込みは
自分のところで断ち切って、後世に受け継がせないように解決していきたいものです。

 

アダルトチルドレンチェックシート

自分がアダルトチルドレンではないかと不安に思っている方は、
下記のチェックシートを一つの参考にしてください。

□『~しなければならない』『~すべき』がとても強い
□白か黒か・0か100かでしか考えられない、グレーゾーンが受け入れられない
□極端なネガティブ思考である
□些細なことで怒りが湧きあがる
□自分に価値が無いと思ってしまう
□小さなことを一つ注意されただけで自分が嫌われている、自分はダメだととらえ過ぎてしまう
□愛されていないと思ってしまう
□人の顔色ばかりうかがってしまう
□罪悪感がとても強い
□自分の気持ち、自分のしたいことがよくわからない
□うつ状態、神経症、乖離などの症状がある
□アルコール、買い物、セックス、ギャンブル、薬等に依存してしまう
□ワーカホリック(仕事中毒)の傾向にある
□会社やご近所、保護者同士など人間関係のトラブルが多い
□いつも暴力的な人と恋人関係になる
□恋人やパートナーに選ぶ人は「自分が居なければこの人はだめになる。
 自分が何とかしてあげなければ」と思う人が多い
□完璧主義である
□物事を多面的にみることが出来ずに「こうするしかない」と思い込みやすい
□友人や恋人・夫婦など、対等で良いはずの関係でも対等な関係を築くことができず、 
 いつも上下の関係になってしまう
□ある程度の年齢まで「いい子」でいるために頑張ってきた、又は今でも頑張り続けている
□リストカットの経験がある
□どんなことも人のせいにしてしまう
□いじめや不登校の経験がある
□どんなことも自分のせいだと思って常に自分を責めてしまう
□何をやるにも意欲がわかずに無気力だと感じる

これらが全てということではありません。上記はあくまでも例です。
誰でも少なからずあてはまる項目もあるかもしれません。
しかし、これらの傾向が強く出て生きづらさに繋がっている場合は、
アダルトチルドレンの可能性があると言えるかもしれませんので参考にしてみてください。

 

チェックシート結果からみた対処法!

上記のチェックシートの中であてはまる項目が一つでもあてはまる場合、
自分の根底にある本音(内面の気持ち)と向き合うことを考えてみて下さい。

該当した項目が基準とな利その影響がもとで生きづらさ、悩み、人生に投げやりな気持ち、
何だかうまくいかないことが多いと感じているのであれば、
「チェック項目が少ないから大丈夫」ではなく1つでも3つでも自分の中に苦しさがあるかどうか、
楽しく幸せに暮らせているかどうかを確認してみてください。

 

5項目以上当てはまる

私が積極的に心のケアをしてほしいと思う目安としては、5項目以上当てはまり幼少期の頃、
家での居心地がよくなかった方、特に一生懸命良い子でいたという方。

今は、苦しさが我慢できていたとしても、
今、自分の心の手当てについてじっくり取り組んでいかないと
年齢を重ねるほど症状が顕著に出現してきます。

先延ばし行為そのものも、アダルトチルドレンの証拠である
ということを知っておいていただきたい。

また、なかなか変われない理由の一つとして、変わることへの恐怖、
自分がなくなることへの恐怖がブロックになっていることが多い印です。

でも、それらはすべて幼少期に刷り込まれた反応パターンであることを
しっかり認識しておく必要が前提として重要です。

アダルトチルドレンと呼ばれる方の傷つき体験は、
本人が傷つき体験だと気づいていないことも多くあります。
ですので、知ろうとすることが一歩踏み出すことになると思います。

 

7項目以上当てはまる

チェック項目の3分の1の7項目以上に当てはまったあなたは、
かなりのしんどさを抱えているのではないでしょうか?
かなざわのカウンセリングにこられる方は、
7項目以上当てはまる方が最も多いですね。

無料メルマガや初回無料カウンセリングなどを利用して、
少しでも早く自分の傷に気づいて今できるケアをしてほしいと思います。
まずは、自分自身を深く知ることから始めて今の自分にできるケアをしていきましょう。

心の傷への取り組みが少しずつ進んでいくと絶対だと信じていた考え方も変化したり、
多面的に物事を見られるようになり選択肢が増えたりと、生きやすさに繋がるようになります。

考え方に変化があると湧き上がる感情も全く違うものになります。

 

日常生活でできること

日々の日常の中で自分にできることとしてエネルギーを蓄えることがあります。

体力的なエネルギーももちろんですが、
ここでは、精神的な内にある『生きようとするエネルギー』です。

アダルトチルドレンで苦しんでいる方は、
そのエネルギーが常に吸い取られ消費ばかりしていて蓄えることができず、
エネルギー不足の方がほとんどです。

ここでは、エネルギーを蓄積するトレーニングについて学んでいきましょう。

 

日常生活で充電する時間をもつ!

・気持ちがホッとできる時間を少しでも持つ。
・好きなこと、やりたいと思うことをする時間を持つ。
・安心して素の自分でいられる場所をつくる(安心できる人でもOK)

エネルギーを蓄えることはとても重要です。
心身共にリラックスできる時間が必要だということです。

何をしたらいいかわからない人は、日常のほんの小さいことから、
とにかくできそうなことをやってみてください。
その中から「これは悪くない」と思えることを見つけていきましょう。

 

考え方の練習をする!

ネガティブな考えが浮かんだ瞬間、それしか考えられなくなるかもしれません。
でも、物事には必ずポジティブとネガティブとその真ん中の見方があります。

なれるまで、無理やりでもポジティブな見方をした時に他にどんな見方があるかを
想像してみるクセをもつことも一つの方法です。

たとえば、ぼーっとしている夫がいる
・ネガティブ⇒誰のことを考えているのだろう?と不安になる
・ポジティブ⇒リッラクスできていて、良い時間を過ごしているんだなぁ

人によって見方は違いますし、選択肢はもっとあるかもしれません。
以下の流れをたくさん経験していくことが大切なので、
何かをするときにはこの流れを意識してみてください。

①どんな小さなことも自分で自由に選択して決める
②行動に移す
③結果を自分で受け入れる

この流れが、習慣化できれば精神的な自立につながりそれは回復にもつながります。

習慣化:21日間継続できるといいですね。
 
向き合いたくない過去と向き合う勇気をもつ!

つらいい記憶体験がある方にとって自分と向き合うことはとても苦しいですよね。
でも、その勇気がもてたとき、ラクに生きられる未来への一歩を踏み出すことができます。

こころのケアをするということは、自分のタイミングが大切ですが、
つらい記憶や感情にふたをしたままにせず今後の人生を楽しいものにしていくことなんです。

 

アダルトチルドレンの特徴的な心理パターンとは

 

自己の存在を正しく承認されずに成長した子供は、
大人になってなお精神的な(あるいは心理的な)苦痛を抱えながら生きることになります。

 

結局、全て自分が悪いのではないか? 
自分はこの世に存在してはいけないのではないか

 

という思いを抱いたまま、虚しさや寂しさから逃れることができず不安と闘いながら日常を送ることになります。

 

 

●傷つきやすい
繊細で小さなことでもすぐに傷ついてしまう。 誰かに言われた言葉や他人の表情や視線を深読みし傷つく。傷つくことを恐れるあまり、必要以上に他人と関わらないようにする。関わる場合でも最小限に留める。言いたいことがあっても言語表現として表には出さない。失敗し傷つくことを恐れ寡黙になる。

 

●失敗するとすぐ落ち込む
ちょっとした失敗でもくよくよ悩み、落ち込んでしまう。自分を責める。ほんの些細な失敗でも自分を責めてしまう。へこみやすい。

 

●無気力、やる気がでない。
やらなければならないことがあっても取りかかれない。何かをやろうと思っても、無駄なように感じる。
厭世観。

 

●やりたいことがわからない
自分の好きなことや、自分がやりたいことがわからない。

 

●楽しむことができない
楽しいことをしているはずなのに、何をやっても心の底から楽しめない。
あるいは間違っているような気がする。

 

●失敗したことを繰り返し思い出す
ちょっとした失敗などを気にしすぎ、頭の中で反省会が始まる。些細な失敗を後悔する。多くの場合、その場面を繰り返し思い出しさらに落ち込む。例えば飲み会などの席で相手がイヤな顔をしたことを後から思い出して「あんなことを言わなければ良かった」など後悔する。

 

●孤独感・自己疎外感
いつもひとりぼっちのような気がする。自分は必要とされていない、あるいは邪魔な存在なのではないか、迷惑を掛けているのではないかと感じてしまう。寂しさを抱えている。

 

●将来への悲観的な考え
自分の取った行動の結果は、どうせ上手く行かないに決まっているという考えがベースになっている。「どうせうまく行くわけない」「どうせ自分にはムリ」といった悲観的な考え方が浮かんでくる。未来には悪いことばかりが待っていそうな気がする。

 

●自分に対して批判的、自罰的
できない自分を責める。自己批判的で、自分に対する評価が厳しい。悪いのは全て自分のような気がする。自分を罰する事がある(リストカット等)。わざと自分を傷つける。

 

●他人に対して批判的、他罰的
他人の言動や行動に対して批判的。他人に対して否定的。他人のあら探しをしてしまう。他人を叱責する。不寛容な態度。

 

●劣等感
他人と自分を比べ、自分は劣っているような気がする。物事を「勝ち・負け」で判断することが多い。他人を見下すことで自己の立場を守ろうとする。すぐにバカにされているように感じる。「あいつはダメだ」等、他人のダメなところを探し、安心する。

 

●不眠症、睡眠障害
寝付きが悪い。なかなか眠れない。入眠障害。眠りが浅く、しっかり眠ったつもりでもスッキリしていない。眠りが浅い。中途覚醒、早朝覚醒。逆に過眠症。

 

●無感動・無力感
何を観てもリアルに感じられない。行動しても達成感がない。世の中に面白みを感じられない。常に何かやり残しているような気がする。また「自分にはどうせできない」という自動思考が浮かび無力感を感じる。

 

●自己価値観が低い
自己受容、自己愛、自尊心、自己価値観が低いため、自分に対する評価が極端に厳しく「自分にはできない」「悪いのは自分のせい」と考えがち。自分が生きている意味や価値が見いだせない。

 

●自己評価が低い
自分に対する評価が低いため、他人から誉められても自分のことのように思えない。あるいは恥ずかしくなる。

 

●誉められるのが苦手
誉められた経験が少なく、誉められると居心地が悪い。恥ずかしくなる。顔が赤くなる。褒められても他人事のように感じる。

 

●ストレスを溜めやすい
日常から色んな事を我慢することが多く、自分の感情を押さえ込む癖があるため、ストレスが溜まりやすい。

 

●怒りやすい
キレやすい。すぐに怒る。自分の思い通りにならないことがあると、怒りによって周りを従わせようとする。感情のコントロールが難しい。自分が怒るのは周りの人が怒らせるからだと思う。

 

●対人恐怖・対人緊張
人と関わるのが苦痛であり、時に恐れを感じる。できるだけ他人との関わり合いを避ける。初対面では割と平気でも、相手と親密になっていく過程で緊張感を感じたり恐怖感を感じたりするようになることがある。

 

●他人と親密な関係を築くのが難しい
他人との距離感がうまく掴めない。うちとけられない。よそよそしくなってしまう。他人とどのように関われば良いのかがわからない。

 

●他者評価を気にする
他人から良く思われたい。他人からの評価を気にするあまりに必要以上に良い子を演じてしまう。限界以上に頑張ってしまう。がんばりすぎて疲れてしまう。

 

●自分は他人と違っている
馴染めない。自分はどこか他人とは違っている気がする。(この場合は、もしかしたらADHDやADD、アスペルガー症候群(AS)などを疑ってみる必要があるかも知れません)

 

●環境の変化に過剰反応する
環境が変わることが苦手、あるいは苦痛(結婚、離婚、引越、転校、転職など)。(発達障害の可能性あり)

 

●過剰な責任感
必要以上に自分で責任を負ってしまう。完璧を目指す。仕事を頼まれたり、役員を頼まれたりすると過剰な責任感を感じ、必要以上に頑張ってしまう。また、逆に過剰な責任感を回避するために、責任のある立場を引き受けることを拒否する。

 

●完璧主義
完璧でないと自分が許せない。もしくは不安である。当然、自分にも完璧を求めるが、周囲の人にも完璧を求め、そのため不平や不満、文句が多くなる。完璧主義があることによる弊害はとても多く、自己否定や自尊感情の欠如の原因となる。また対人関係が上手くできない原因にもつながる。

 

●「自由に」が苦手
「自由にして下さい」と言われると、どこから手をつけて良いか分からず何もできない。制限があった方が、その中で一生懸命になれる。例えば「自由に絵を描いて」と言われると何を描いて良いのかわからずなかなか手をつけられない。「これを描いて」と指示された方が楽である。

 

●感情が希薄
怒るべき場面で怒れない。悲しいのに涙を流せない。怒りや悲しみなどのストレスになる感情を抑圧してきた結果、感情が希薄になる。喜びや楽しいといったプラスの要素になる感情も希薄になるため、世の中に楽しさを見出せない。

 

●身体性が希薄
自分の身体が、どこか自分のものではないように感じる。感情面と同様に身体的な痛みや苦痛に関しても希薄になることもある。感情を抑圧する過程で身体で感じる感覚も希薄になる。リストカットしても痛みを感じない。それが進むと離人感を感じるようになり、さらに進むと乖離性同一性障害の傾向性が現れる。

 

●周囲に合わせ過ぎる。
周囲に期待されている自分を演じてしまう。 周りの人が求めるような答えを言ったり、周りの人の求めに応じるように振る舞ってしまう。

 

●断るのが苦手
自分がやりたくないことでも「イヤです」となかなか言えない。ハッキリと断れない。会社やサークルを辞めることが難しい。本当は辞めたいと思っていても、引き留められると辞めることができない。

 

●人間関係が苦手
人間関係、対人関係が苦手。人との距離感がつかめない。どうやれば他人と仲良くできるのかがわからない。

 

●リラックスできない
ゆったりとした気分でくつろぐ事がない。安らぐ事がない。そもそもリラックスとはどういう状態なのか分からないほど、いつもどこかで緊張している。

 

●失敗することを恐れる
失敗することを極端に恐れるあまりに何かに取りかかることができない。失敗したらどうしようと不安になり、パニックになる。失敗は許されない気がする。失敗するとバカにされるような気がする。

 

●見捨てられ不安
見捨てられることに対する恐怖心や、見放されることを極端に恐れる。見捨てられるとこの世の終わりのように感じてしまう。
恋愛において顕著に顕在化しやすく、フラれたりすると自己価値の全てが否定されたように感じる。この世の終わりで死にたいぐらいの気持ちになる。執着心がひどく、何とかやり直したいと願う。それが叶わないと復習したくなる。

 

●マインドリーディング
相手の言動を悪く解釈してしまったり、「どうせこう思ってるんだろう?」という風に相手が言っていないことまで悪く捉えてしまう。

 

●テスティング
自分では意識せずに相手を試すような言動をとる。わざと嫌がるような事を言ったりして、相手の出方を探る。身体的な行動では、目の前で扉を閉めたり、ボールをぶつけたりする。ちょっとしたいたずらをする。自分がどこまで許されているのかを計る行為であり、相手が怒らないことで受け入れられている度合いを計ろうとする。

 

●極端な白黒思考
白か黒か、善か悪か、100点か0点か。オール・オア・ナッシングで考えがちである。善でなければ悪に決まっているという極端な思考のため、生きづらい。許容範囲が狭くグレーゾーンが許せない。

 

●焦燥感
何か落ち着かず焦っている感じがする。何かをやり残している感じがする。のんびりとすることができず、かといって何をしても良いのかも考えつかず「何かをしなければ!」と焦る。焦るだけで物事は前に進まないことが多い。

 

●自分の感情や感覚が不確定
自分が「好き」と思ったものでも、本当に好きなのか自信が持てない。

 

●やらなければならないことが、できない
勉強、家事、育児等、片付け等、やらなければならないことは分かっているが、行動できない。

 

●世話焼きに熱中しやすい
子供やペットの世話を焼くことに熱中してしまう。自分の思い通りに相手をコントロールしようとすることがある。過干渉、過保護になりがち。

 

●必要以上に自己犠牲的
自分のことより家族や他人の事を優先してしまう。根底に「認められたい」「必要とされたい」という考えがある。また、自己価値が低いため、自分なんかどうなっても良いという考え方もある。

 

●一度決めたことを変えるのが困難
スケジュールなどで先約が入ると、あとに重要な事項が入ったとしても先約を優先してしまう。柔軟に対応できず、混乱してしまう。

 

●自分の判断に自信が持てない
決断することが難しい。決めたことでも、それが正しいか迷う。

 

●兄弟(姉妹)間の問題
自分は兄弟(姉妹)に比べて差別されていると思う(思っていた)。不当に扱われていたような気がする。兄弟(姉妹)と比べられることが多かった。

 

●親を恨んでいる
親にされたことや言われたこと、押しつけられたこと、許して貰えなかったこと、認めてくれなかったことに対し執着し、恨んでいる。たとえそれが数十年前のできごとだったとしても許せない。

 

アダルトチルドレンは病気ではありませんので、
薬等で治療するといったようなことではありません

まずは、心理カウンセリングを通して自分がどういう状況なのかを認知するところからスタートしましょう。

そして、あなたが元気になるために有益ではない(あるいは阻害する)考え方(認知・思考)を書き換えることが重要になってきます。

特にあなたの心にふと浮かんでくる自動思考を見極め、その考え方が自分の人生にとってマイナスに働いている自動思考の場合は積極的に書き換えるようにしましょう。

 

あなたの人生はあなた自身の力でコントロールすることができます。

今後の自分の人生をより良いものにするために、積極的に改善へと取り組みましょう。

本来の自分はどのように生きられるのか。理想の自分を明確化して、辛く苦しい人生に決別しましょう。

新しい考え方を手に入れるということは、まるで新しい脳と入れ替えたような気分で過ごせるということです。

自分の考え方を変えることができたら、必ず新しい人生を見つけだすことができます。

 

 

アダルトチルドレンはどうして人間関係に振り回されてしまうのか?


 

人間関係に振り回されて疲れてしまう人には、ある共通点があります。

 

 

その共通点とは、

 

必要以上に相手の顔色をうかがったり、

言葉の裏を読んだりしてしまうという点です。

 

 

相手の気持ちを考えすぎて、怒らせないように、悲しませないように先回りしてしまいます。

 

 

自分の本音を抑えて、相手の気持ちを想像して動いてしまうため、相手の気持ちに振り回されている気分になります。

 

 

では、なぜ先回りしてしまうのか?

 

 

自己評価が低く、劣等感が強いから!

 

 

他人からの評価が気になって、相手に認められようと必死になってしまうため、知らず知らずのうちに自分を相手の下に置いてしまうんです。

 

 

さらに、相手に振り回されてばかりの人は、

 

 

相手の気持ちを考えすぎるのが原因でもあります

 

 

しかし、本当に相手の気持ちがわかって行動しているのだろうか?

 

 

相手によかれと思ってしたことが、相手が思ったような反応をしてくれないから腹を立てたり、落ち込んだりする。

 

 

それを振り回されているというのであれば、本当は相手の気持ちがわかっているとは言えないかもしれませんね。

 

 

「あの人の気持ちが、他人である私にわかるわけないじゃないか」と思うことにしたらどうでしょうか。

 

 

腹が立ったり、落ち込んだりする必要がなくなると思いまえんか。

 

 

自分の気持ちでさえ本当に正しく理解できているかわからないのだから、他人の気持ちをわかった気になるのをやめるだけでも振り回されなくなるかもしれません。

 

 

アダルトチルドレンと機能不全家族

機能不全家族とは

アダルトチルドレンを生みだす大きな原因のひとつに、
家族関係が『機能不全家族』であったということがあります。

だんらんし、語り合い、お互いが支え合うという「家族としての機能」が
十分に備わっていない家庭のなかで育つと、
機能不全な環境や考え方が当たり前であるかのように認識して大人になっていきます。

 

また、幼少期の重要な人格形成において、愛情を得る機会が非常に乏しいことから、
自己愛・自尊心、他者への共感、他者の苦しみに対する理解等に欠けた大人にもなりやすい。

機能不全家族のなかで育った子どもは、
その傷が癒えることなくそのまま社会と健全な関係を
築くことができない大人になっていきます。

 

しかし、機能不全家族に生まれ育った者が全て必ず社会不適応な人間になるとは限りません。

機能不全家族で代表的なものとして、
家族の人でアルコール依存、虐待、共依存などの症状が多い。

更に、家庭を構成する親、または祖父母などが、
機能不全家族で育った経歴がある可能性も高い。(世代間連鎖)

この機能不全家族において最も影響を受けるのは、
自らに生活力がないためその環境から脱出することができない子供です。

当然ながら生活能力のないこどもは、このような不幸な状況から逃れることができません。

自然とごくあたりまえにゆがんだ思想や観念を
潜在意識に刷り込まれながら子供時代を生き延びなければなりません。

ですから、子供時代に学ぶべき社会ルールや愛情を学ぶことができず、
「親の奴隷」のような日々を強いられ、ゆがんだ思考を身につけざるえない環境にあります。

その結果、ゆがんだ価値観や思考・行動パターンが原因でいじめの対象にもされやすくなります。

特に、親から虐待を受けた子どもは、大人になってその親から脱出できたとしても、
年老いた親を冷遇したり、または暴力的支配におよんだりなどして、「親への復讐」を始めるケースもある。

機能不全家族の一番の問題点は「機能不全家族の中で育った子どもが、
育った環境の不健全さに気づかない場合に、

自分の配偶者としても同様のゆがんだ価値観をもったパートナーを選んでしまうことや
親は無条件に正しく、全てを子どもの原因だと決めつけて子どもを泣き寝入りさせることなどの
パターンに陥ることが非常に多い。

 

機能不全家族となる要因とは

機能不全家族を生み出す家庭内の主要な原因としては、 不健康な家族文化、ゆがんだ家族システムを持つなど、
その背景となる原因はさまざまです。

アルコール依存症 ギャンブル依存症 薬物依存症 親の自殺  親の死亡 親の浮気
両親の離婚 親の再婚 親からのネグレスト 精神的な児童虐待 性的な児童虐待 家庭不和
家庭内暴力 サラ金地獄 生活困窮 生活苦を伴う家族の病気 望まれない出生 不遇な里子体験
親が宗教にのめり込む          

 

「家庭内に問題のある子どもは、大人同士の争いなど未成熟な子どもには理解できないものばかりを見せつけられ、
感受性のアンテナが対人関係にばかり向いてしまい、自分の気持ちと向き合う機会を失ってしまいます。

そういった子どもは、20代前半頃までに誰もが社会性を身につけ大人になると、
自分の気持ちに対する感受性の弱さから感情のコントロールや自己信頼能力の不安定さが影響して
社会生活の様々な場面で、精神的な心の問題となって浮上してくるようになります。

 

あなたの家族に何が起こっていたかチェック!

□身体的な虐待があった

・殴られたり、おしりや手をたたかれたり、髪の毛や耳をひっぱられたり、
・蹴られたり、押さえられたり、手をひねられたり、つねられたり、
・棒でたたかれたり、からだをひどく揺さぶられたりなど、
・からだの安全がなんらかの形でおびやかされた。

・そのほか、物を投げつけられたり、自分の大切にしている物やペットを傷つけられたり、
 かべやドアをたたいて壊されたりなど間接的な暴力があった。

□性的虐待があった

・家族、または親せきなどのメンバーから性交渉、オーラルセックスを強いられたり、
 膣や肛門へ指や物を入れられる。乳房や性器にふられたり、
・ポルノ写真を見せられたり撮影されたり、売春を強いられたり、
・いやなのにキスをされたり、性的なまなざしでじろじろと裸を見られたり
 相手が性的な満足を得るため性器を露出するのを見せつけられたりした。
・性的な虐待を打ち明けたとき、家族から信じて貰えなかったり、自分が責められたり、無視されたりした。

□精神的、感情的、言語的な虐待があった

□家庭の不和があった

・両親の不和、片親または両親がお互いに暴力をふるったり、言い争いがあるなど、けんかが絶えなかった。
・両親が黙って憎しみ合っていた。
・醜いあらそいのある離婚があった。
・両親としゅうと、しゅうとめとの仲の悪さなどで常に緊張していた。

□怒りの爆発がよく起こっていた。
・いつ怒りが爆発するかと恐れていた

□愛のない冷たい家族だった

・親から拒絶されたり、見捨てられたりして具体的な愛の表現をしてもらえなかった。  
・何を言っても聞いてもらえなかったり、受け入れてもらえなかった。
・親がいつもうつに落ち込んでいたり、病気がちだったり、留守だったりして、世話をする大人がいなかった。
・親の家でや自殺などがあった。

□人格を否定するような言葉や怒鳴り声が飛びかっていた

・「ろくでなし!」「バカヤロー!」「死んでしまえ!」「なまいきだ!」
・「クズ!」「何一つ、まともにできないくせに!」「出ていけ!」など。
・「つめたい子だねぇ」「あんたのおかげで苦労ばっかり」と批判されたり、
・いやみや皮肉を言われたり、罪の意識をうえつけられた。
・傷つくような言葉や態度があたりまえのもののように、家のなかに充満していた。

□威しがあった

・「誰かに言ったら家族はバラバラになるぞ」
・「そんなことしたら家から追い出してやる」
・「いい学校に入らなきゃ、学費出してやらないぞ」などというものから、
・「なまいきを言うとこうしてやる」(ペットなどを傷つけたり、殺すまねをする)、  
 「言うことをきかないと、ゴハン食べさせないからね」
・「口答えをするのか。お父さんに言いつけてやる」
・「おまえがそんなふうだと、私の病気が悪くなる」と言ったり、自殺をほのめかしたり、
 家族の安全をおびやかしたり、家族を見捨てるようなことを言うなどの威しがあった。

□他人や兄弟姉妹といつも比べられた

・「どうしてあんたは、○○ちゃんのように勉強しないの」
・「お兄ちゃんはいいけど、あんたはダメね」
・「少しはとなりの○○君のように言うことを聞け!」など。
・兄弟姉妹のなかで、ある子にはいろいろ物を買い与えたり、あれこれとかまうのに、
 自分には買ってもらえなかったり、ほっておかれたり、
・差別されたりした。兄弟同士のけんかなどをすると、全部自分のせいにされた。

□親の思い通りになるようにコントロールされた

・親の言うとおりにやってもダメ、やらなくてもダメというダブルバインドで拘束されたり、
 「あんたのためだから」と、一見やさしそうに見える拘束があった。  
 「バレエはだめ、ピアノにしなさい」「あんな友達とつきあっちゃだめ」「そんなこと思っちゃダメ」
 「子供はいらないことを言わないで勉強だけしてればいい」などと自分のしたいことが禁止され、
  親の言うとおりにさせられた。

□親の期待が大きすぎる家族

・何をやっても親に満足してもらえない。テストなど、どんなにがんばっても、
・小さなミスを指摘され完璧さを要求された。
・自分の性格や、やりたいこととは、まったく反対のことを期待されたり、
・自分の能力以上のことを期待されたりした。
・お人形やプロジェクトとして扱われ、自分の考えを持つ一人の人間としてではなく、
 親のおもちゃ、見せ物、持ち物として機能させられた。

□他人の目を気にする、表面だけ良くふるまう家族

・お金、見栄えの良い仕事、肩書き、学歴だけが重視され、
・人格の成長、一人一人の幸福などは無視された。
・外側に見せる家族の姿と内側の家族のあり方との間に大きな差があった。

□あまりにも多くの秘密があったり、外に出してはいけない大きな隠し事があった

・親の浮気、刑事事件、精神病、暴力、性的虐待、私生児、遺伝病などにまつわる
・秘密が家族の中にあり、自由に意見や感情が出せなかった。

□顔や姿かたちについてからかわれたりばかにされたりした
・「おもえはブスだ」「オッパイが出てきたな」「デブだから何着ても似合わない」
 「能もないのにブクブク太ってる」など。

□親と子どもの関係が逆転していた

・親に問題があって親としての保護力がなく、子供が親の役割を引き受けさせられた。  
・子供が親のグチを聞いたりなぐさめ役をやったりカウンセラーをやっていた。
・親が子供に歳以上に大きな責任をとらせたり、子供と同じレベルで競争したり嫉妬したりした。

□子供を過度に甘やかした

・なんのルールも規範もなく、子供を甘やかして過保護にしてしまった。
・子供が欲しい物はなんでも買い与え、子供がかんしゃくを起こすと、親が全部なにからなにまでしてやり、
 子供を無能にしてしまった。
・親が自分のひとりよがりや欲求から、子供が窒息するほど溺愛して離さなかった。

□自分の存在を否定された

・「おまえなんて生まなきゃよかった」「男だったらよかったのに」
・「おまえは橋の下からひろわれた子だ」「おまえがいるから離婚できない」
・「欲しくなかったのにお父さんが無理に生ませた」など常に言われた。

□依存症や共依存の親がいた

・家族のメンバーがアルコール、覚醒剤などの薬物、処方薬、ギャンブル、仕事、摂食障害、非行、
 セックス、買い物、害のある人間関係などにのめりこんでおり、家族が混乱したり亀裂が入っていた。

□家のなかのルールに一貫性がなかった

・あるときは必要以上にきびしかったり、あるときはどんな違反があっても見すごされたりした。
・家の中の規則は不公平であったり、つじつまが合わないもので、親の勝手でできたものであった。

 

機能不全家族のルールとは!

子どもが育っていくためには何が必要でしょうか?

それは、十分に愛され、受けとめられ、リラックスできる場が必要です。
もちろん、どの家庭にもさまざまな問題は起こり、このような機能がいつも果たせるわけではありません。

問題は、こうした「機能不全」の状態がシステムとして固定してしまった場合です。

アディクションに侵された家族は、両親の不仲や親の情緒不安なども同じような状態をつくり出します。
機能不全家族には、次のような暗黙のルールが支配しています。
※アディクション(嗜癖)とは、簡単に言うと止めよう止めようと思いながらも止めることのできない悪い習慣に耽ってしまうこと

<話すな>   問題について話し合うのはよくない。
<感じるな>  感情を素直に表わすのはよくない。
<信頼するな> 人を信じてもろくなことはない。

機能不全家族で育った子どもは、小さい頃から親に十分甘えたり、のびのび遊ぶ機会を与えられません。
両親のいさかいに巻き込まれたり、いつも自分のことは後回しにされたりします。

幼い頃から家庭内の緊張を感じとり、なごむように冗談を言ったり、親のグチの聞き役や世話役になったり、
不安な状況を避けるため片隅で息をひそめたり、「いい子」になることで自分の存在を認めてもらおうします。

逆に「悪い子」を演じることで親の問題を見えなくさせる役目を果たしている場合もあります。

子ども時代に身につけた生きる手段は、その人をがんじがらめに縛る鎖ともなります。
たとえば、リラックスするのが苦手だったり、自分の気持ちを表現できなかったり、
他人の問題まで自分の責任として引き受けてしまったりします。

こうした中で、ある人は仕事にのめり込み、ある人は世話をする対象を求め、
ある人は緊張をとくためにアルコールや薬物に依存していきます。

こうして、多くの人が、自分の育った家庭と同じような問題を再現することになります。

あなたの中の機能不全のルールをひっくり返して、健康なルールに置き換えましょう。

<話す>   問題を隠さず、オープンにする。適切な人に助けを求める。相談する。
<感じる>  感情はあなたの内側からのメッセージ。抑えこまず、小出しに表現する。
<信頼する> 世の中捨てたものではない。人とつながる。信頼できる人を見つける。

どうですか?

このルールのほうが、ずっと楽に生きられると思いませんか?

 

機能不全家族の中でのこども時代の役割とは

アダルトチルドレン、機能不全家族の中で育った子どもは、
子ども時代を生き延びるために、さまざまな努力を重ねてきました。

そして、家庭内での自分の役割というものを
自分でも気がつかないうちに演じさせられています。

その役割が、あなたの人間関係を一定の枠に閉じ込めています。
自分に割り当てられていた役割を変えることで、
あなたは他の人との関わり方を変えることができます。
一人でいくつかの役割を重ねもったり、入れ替わることもあります。

ここで、アダルトチルドレンのつのタイプをご説明します。

 

①ヒーロー(最年長者)

~家族の期待を一身に背負ったタイプ
・学校では、いつもよい成績をとれるよう努力していた
・「しっかりした子」とほめられるよう努力していた
・周囲のまとめ役をつとめるため努力してきた
・責任感がとても強いと感じる
・周囲に能力を評価されなかったら、自分の価値が感じられない
・息抜きをしたり、無邪気になって遊ぶのが苦手
・ミスや失敗をすると、ひどく自分を責めて落ち込んでしまう
・他の人の失敗でも、自分の責任のように感じる
・もっともっと努力しなければと、いつも自分を追い立ててしまう

ヒーロータイプへのアドバイス

いつも完璧でいるために必死だったあなた自身に伝えてあげてください
・失敗しても大丈夫だよ(完璧は世の中にありえないんです)
・丸ごとの自分に価値があるんだよ!
・ホッと息抜きできる時間を与えてあげましょうね!

 

②スケープゴート(身代わり・問題児) 

~家族の問題を行動化するタイプ
・親や教師に反発や怒りをぶつけてきた
・ルールを無視した行動で自分の存在を目立たせようとする
・「悪い子」と言われたり態度で示されて傷ついてきた
・あなたが問題を起こすと、両親は今までのいさかいなどを忘れて
 一緒にうろたえたり、叱ったり解決に奔走したりしていた。
・自分なんかどうでもいいと感じることが多い
・怒りにまかせて相手を非難攻撃することが多い
・ちょっとしたことで周囲との関係がこじれてしまうことが多い
・自分の淋しさや傷をわかってくれる人など、誰もいないと感じる

スケープゴートタイプへのアドバイス

親や家族が自分に十分注目してくれないことに傷ついてきた
あなた自身に伝えてあげてください。
・あなたは愛される価値があるんです。
・あなたはひとりぼっちではありませんよ。
・あなたは大切な存在なんですよ。

 

③ロストチャイルド(いなくなった子/2番目)

~存在しないふりをして生き延びたタイプ
・家庭でも学校でも、なるべく目立たないよう行動してきた
・「素直な子」とほめられるよう行動してきた
・自分の存在が忘れられているように感じてきた
・大勢のなかにいるより、ひとりきりで過ごすほうが好きだ
・自分を表現したり意見を主張するのが苦手だ
・孤独感を感じることが多い
・自分はいなくてもよい存在なのではないかと感じることが多い
・人生に生きる意味があるなんて思えないことがしばしばある

ロストチャイルドタイプへのアドバイス

「自分はどうでもよい存在だ」と感じ、目立たないことで
自分に問題が降りかからないようにしてきたあなた自身に伝えてあげてください。
・あなたは大切な存在ですよ。
・あなたにはたくさんの潜在能力があるんですよ。
・あなたの人生の主人公は他人ではなくあなた自身なんですよ。

 

④マスコット(道化師、ピエロ)

~おどけた仮面を被って不安を隠してきたタイプ
・小さい頃から周囲を笑わせよう、なごませようと努めてきた
・相手の目を真っすぐに見ないようにしていた
・自分の不安や弱さを相手に悟られないように努めてきた
・「落ち着きのない子」と言われた
・その場がシラけたり、気まずい雰囲気になるとひじょうに不安を感じる
・人と対決するのが怖い
・「明るい」「軽い」仮面の下の本当のあなたを誰もわかってくれないと感じる

マスコットタイプへのアドバイス

おどけた行動の背景には、恐れと不安の感情がありませんでしたか?
そんな自分自身に伝えてあげてください
・怒りたいときは怒ってもいいんですよ。
・つらいときは、「つらい」と言ってもいいんですよ。
・周囲の緊張に、いつもあなたが責任を負う必要はないんですよ。

 

⑤ケア・テイカー(世話役)

~親や周囲の面倒を見てきたタイプ
・「やさしい子」「思いやりのある子」と言われるよう努めてきた
・周囲の役に立つよう、がんばってきた
・自分勝手にならないよう、してほしいことがあってもがまんしてきた
・困っている人がそばにいると放っておけない
・自分の都合より、他人の都合を優先することが多い
・自分を優先するのは、わがままでいけないことのように感じる
・相手が何を望んでいるのか、ひじょうに敏感に感じ取ることができる
・自分が何をしたいのか、何を感じているのかわからなくなることが多い

ケア・ティカ―タイプへのアドバイス

あなたは感受性が豊かで他人の痛みに共感しやすく、
いつも自分の欲求を二の次にしてきませんでしたか?
そんな自分自身に伝えてあげてください。
・あなたのことを真っ先に考えていいんですよ。(自分勝手とは違います)
・「私は何がしたい?」「今どう感じている?」と自分自身に焦点を当てましょう。
・子どものように無邪気に遊ぶチャンスをつくりましょう。

 

⑥プリンス・プリンセス(意志のない人形)

~周りの望むとおりに生きてきたタイプ
外面 -良い子、自慢の子、気の利く子
内面 -自分の考えに不安が強い
言動 -周りの期待通りの行動をとる、他者に合わせることで自分の居場所を確保
弱点 -周りに流される、選択を失敗した時は他人のせいにする、自分と他人の考えが違うと自分の考えを否定
長所 -人が望むことを察知することが得意、指示をこなすことに長けている、失敗しないように他人の話をよく聞く

 

機能不全家族と共依存の関係!

共依存という言葉

 1970年代、アルコール依存症者の妻たちが苦しむ様子を目にした援助者が、自然発生的に使い始めたのが初めです。

アルコール依存症者の妻たちは、夫の飲酒問題を何とか解決しようとして説教したり、監視したり、失敗の尻ぬぐいをしていた。

 崩れかけた家庭を、夫に代わって支えようと必死でした。

ところが、妻が必死になればなるほど問題の当事者である夫は、
自分の健康や社会生活や家族のことに責任を持たなくなりますます飲むという悪循環を生じさせていた。

そのため妻は、ますます夫のことで頭を悩ませ、疲れ果て、なぜこんなことになってしまったのかわからずに、怒り・悲しみ・絶望・混乱の中で途方にくれていた。

「共依存」という言葉は、こうした妻をはじめ依存症の家族にとって、「何が起きているのか」「どうすればいいのか」を考えるきっかけとなりました。

共依存の症状

1.自分が生まれながらに持っている価値を子ども時代に認めてもらえなかったため、人と比べて上か下かという外の基準を頼りに生きようとする。

2.子ども時代に自分をきちんと守ってもらえなかったり、親からべったりくっつかれたために、適切な境界線の引き方がわからず、 壁を作って孤立したり、境界がないまま相手に侵入され踏みにじられてしまう。

3.ありのままの自分を認められないため、完ぺきならOK、少しでも間違うとダメ、といった白黒思考に陥り現実を認められない。

4.子ども時代に自分のニーズが満たされなかったり、親が先回りして何でも与えてしまうために、「人に頼ることをせず、なんでも自分の力でやろうとする」か、「自分の責任で自分のニーズを満たせず、他人に頼ってしまう」かのどちらかになる。

5.適度な自己表現やセルフコントロールが難しく、 自分の衝動や欲求を吟味することができず行動に移したり、がちがちに我慢して抑えすぎたりする。

 

自分らしい生き方になるためには・・

まずは安全な場・信頼できる相手のもとで、抑えていた気持ちを言葉にしたり、
つらさを受けとめてもらう体験が大きな力になります。

そこをきっかけにして、「自分を苦しくさせるような生き方」を変えていくことが必要です。

長年のパターンを変えるのは、簡単ではありませんが 新しいスキルを知って、
練習しながら少しずつ身につけていくことが自分らしい生き方に近づけていく唯一の方法です。

 

様々な場面での共依存パターン

・パートナー同士で見られる共依存とは、DV(ドメスティックバイオレンス)では、男性が女性を暴力で支配しようとしますが、 酷い暴力が頻繁であれば、相手に問題があるとするのが健全な考え方でしょう。
 しかし、DVの男性は、暴力を振るった後に許しを請い「もう絶対にしない」などと言い優しくなります。
 女性は、この優しい時の男性を信じ、「私がいなければと」思う。

 

・アルコール依存症のパートナーに、お酒を飲み過ぎないようにと甲斐甲斐しく世話をする。
 アルコールを飲んで暴れたり暴言を吐いたりしても、決して離れず、パートナ―を立ち直らせることができるのは私しかいないと思う。

 

・母親と娘の関係での共依存では、子供の頃から、母親の言う通りではない自分は悪い子だと感じてきたアダルトチルドレンは、大人になって、自分と親の価値観と違うと「自分が悪いのだ」と感じることによって、大人になっても母親がどう思うか、母親がどう感じているかをとても気にするようになる。

 

・過干渉の母親は、子供の意思や気持ちを考えることなく、親の思う価値観を押し付ける。その結果その子供は、自分で考えるという能力を奪われてしまう。

 

・放任主義の母親は、子供に無関心であり、母親は自分自身のことに常に一生懸命なあまり、
 その子供はたくましく自立するか、自分の存在価値が分からなくなるか、のどちらかになります。

 

このように、問題のある相手を、自分で何とかしようとするのが共依存の関係。
この心理には「誰かの役に立つ自分でいること」で、自分の存在価値を認めている。

 

共依存の人間関係

辛い!でも離れられないのが共依存の人間関係!

共依存の関係は、支配する側と支配される側で成立しています。
そして、嫌だと感じていてもその関係から逃れようとしません。

それが依存の怖いところです。
「苦しいけれども離れられない」というジレンマがあります。

また、アダルトチルドレンは「NO」ということが言えません。

自分には無理と思うことでも、断ることができないことをいいことに支配する側は、
無理な要求をエスカレートさせていき、関係は更に悪化していきます。

 

共依存の人間関関係を断つ方法は「自立」すること!
1.物理的な自立→相手と距離を置く。
  例えば、DVのパートナーであれば、命の危険があるかもしれなので身の安全を守るのが大事。

2.経済的な自立→金銭面において相手に頼らない。

3.心の自立→1人でもいられる。
  自立しているということは、人を信頼し、自分のできないことは協力してもらうことができること。
  また、自分も他の人と協力できるということ。

 

アダルトチルドレンの共依存傾向の強い方の20の行動パターン!

1.自己犠牲的に他人を助けたり、世話を焼く
 時間や労力を相手に掛けることで、相手にとって必要だと思われたり、感謝されることを期待している。
 (努力しないと愛されない、という極端な思い込み)

2.相手の考え方や行動を変えよう(コントロール)とする
 相手の世話を焼き、責任まで取ろうとするわりに、「私さえ我慢すれば・・」という考え方になる。

3.なぜか自分の周りにはトラブルがよくおきている。
 もともとトラブルの多い環境で育ってきているので、無意識のうちに不安定な関係性やトラブルを無意識に求めてしまう。
 心配や世話を焼くことでしか人とのコミュニケーションを計れない
 トラブルが起きていないと、自分の存在意義を感じられないので空虚感を感じる

4.誰かに頼りたいという気持ちが強く、一人で生きていけそうにない
 自分より他者が中心で、他者に依存し、人の支配やコントロールに苦しみ続ける。

5.世界が狭い
 誰かに悪感情を持つとそのことだけにとらわれてしまう。

6.現実を受け止めることができない。
 本質を見るのが怖いので偽りの自分を演じ続け、それを指摘されても納得しない。

7.コミュニケーションがとれない。
 トラウマを抱えているので基本的に『人間不信』である。

8.相手との境界線がはっきりしていない。
 長い間、誰かの感情を受け取り、その感情で生きてきた習慣から、他の人の気持ちを受け取ってしまう癖が抜けない

9.自分の体調や心のメッセージに鈍感になる。
 長い期間誰かの感情を受け取り、その感情で生きてきた習慣から、他の人の気持ちを受け取ってしまう癖が抜けない

10.根強い怒りがある。
 長い期間、蓋をしてきた感情は突発的に爆発させ、最後には自己嫌悪におち入り、自分に対して一番怒りを感じるという悪循環になる。

11.ゼロか100かというように極端な考え方をする。
 小さな失敗をしても「すべてが終わりだ」と極端な思考をするので、気持ちが不安定になりやすく消耗して疲れてしまう。

12.せわしなく動き、待つことができない。
 これは幼いころに受けたメッセージや裏メッセージ(態度や言葉尻に感じるメッセージ)を自分の中で教訓にしてしまっている)

13.罪悪感がとても強い。
 『あなたが○○だから私は不幸』という言葉を掛けられてきたため、何が起きても『自分が悪いのでは?』が出てくる。

14.自分の足で立っていない。
 子供に自分の夢を叶えさせようとしたり、結婚すれば努力しなくても誰でも幸せになるなどと勘違いしている。

15.愛情としがみつきの区別がつかない。
 自己肯定感が低く、相手に対して依存的な関わりをするので共依存関係になりやすい。

16.過去の間違いを何度も繰り返す。
 自分に対する評価が低いので、相手に問題があっても仕方がない、他にいないといったネガティブな理由で離れない

17.権威者を恐れたり、すりよったりする。
 敵対関係か上下関係が人間関係の基本形なので、YESマンとなって強い人に迎合する)
 
18.どうでもよい嘘をついてしまう。
 『自分の言い分なんて聞いてもらえない』という思い込みがあり、自分自身も自分を信じていない)

19.「すべき」思考。
 自分の意見や気持ちを信頼することができていないので、一般論というヨロイで自分を守っている)

20.何をやっても途中で終わってしまうことが多い。
 「最後までできない自分」というセルフイメージが強いため、小さいことでも失敗だと思い込む。
 人からの批判を安易に受け入れてしまう。

 

思い当たるところはありましたか?

 

長い期間で覚えていった行動パターンなので、自分のおかしさに気がつかない人も結構いるはずです。

このような行動パターンを繰り返して、あなた自身が辛いと感じるのであれば、

まずはこうした自分の行動パターンに気づくことが重要です。

そして、今の状態を甘んじて受け止めるのか、改善していこうと行動を起こすのかはあなたの決断次第です。

 

また、すべてに共通していることは『自分を信頼してない』ということです。

きっと、あなたの意見は尊重されなかったし、だからこそ自分の意見を言えなくなったし、

嫌だという感情すら隠すようになってしまったかもしれませんね。

でも、今ではあなた自身が一番、自分を尊重してないのではないですか?

それが今の辛さの原因だと思います。

ならば、あなた自身が、等身大のあなたをまずはわかってあげる行為が癒しになります。

それは、辛さ、苦しさ、悲しみの理由を理解し、受け入れていく行為が重要です。

そのために、自分自身をより深く知っていくことが
アダルトチルドレンの生きづらさから脱却できる唯一の方法です。

それを一人で行うことは難しいです。

見よう見まねで行ったら、かえってより症状を悪化させることにもなりかねません。

では、一緒に取り組んでくれる方をどうやってみつけたらよいか!

・最後までサポートしてくれる

・専門的な知識と実績がある

・自らの内面的問題をクリアしている。

 

こういった方の教えを乞うて取り組んでいくことこそが、

今までの苦しみを手放し、自分にとってベストな生き方ができる最短距離となります。

さあ、一緒に始めましょう!

 

機能不全家族と境界線

境界線(バウンダリー)とは、自自分に対して行動をとってくる他人に対して、
合理的・安全・許容可能な範囲かどうかを判別するルール、ガイドラインのようなもの。

そして次のことがきちんとできることです。

・他人の問題を自分の問題にしないこと

・他人の責任を自分の責任にしないこと

・他人がやるべきことを自分がやらないこと

 

機能不全家族で育つと、この上記のことができにくくなります。

 

どういうことかというと?

 

機能不全家族の環境では、
親が過保護、過干渉の場合や親が暴言や脅しで厳しく育てた場合

こどもは自分がやるべきことをやらなくなったり、
アイディンティを築くことが難しくなります。

つまり、子どもの心の領域に大人が土足で入り込むようなものです。

 

親が自分の都合や価値観を子どもに押し付けて育てた場合も、
子どもは親の顔色をうかがったり、
親を喜ばすことや役立つことをすることで親の愛情を得ようとします。

 

このケースでは、他人の思いや感情のケアを日常的にやってしまいます。
つまり、相手の境界線を越えてしまうことが習慣となり当たり前になってしまいます。

そして、自分が相手の境界線を越えると同時に、
相手にも簡単に自分の境界線を越えられてしまいます。

相手の思いや感情をケアすることで、自分の思いや気持ちが二の次になり、
相手が求めることに対してNOが言えません。

 

なので、結果的に

・他人の問題を自分の問題のように感じてしまう。

・他人の責任を自分の責任のように感じてしまう。

・他人がやるべきことを自分がやってしまう。

 

 

アダルトチルドレンの世代間連鎖とは?

 

私達は知らず知らずに親から学習して育ってきました。
親もその親から学習して育ってきています。

そして私たちも大人になり結婚をして、
家庭をもち親になります。

そして無意識に、
自分の親から学習したことを子どもに伝えていきます。

また、その親達が作った家庭の環境も学習して伝わっていきます。
このことを世代間連鎖といいます。

この連鎖には好ましい連鎖もあれば、
好ましくないものもあります。

好ましくないものの中にアルコール依存症があります。
親がこの好ましくない連鎖に気づき、
子どもに連鎖がおよばない様に、
親が子どもに対し早めに働きかけをすることが重要なのですが!

 

 
子どもは無意識に親からいろいろなことを学びます。

好ましいことも、好ましくないこともです。
そして、あなたも結婚し家庭を持つと、
無意識に親から学んだことを実行する場合が多いはずです。
そうです、好ましいことも実行し、好ましくないことも実行しています。

 

例えば、

 

親が厳格で、子どもが成人してもあれこれと指図し
子どもをコントロールしてきた親、

 

その親に育てられた子どもが大きくなり家庭を持つと、、、
やはり同じことをする場合が多い。

この場合、その親に育てられた子どもは、
それがいいと意識して、しているわけではないんです。

それは、この子どもにとって、
学習した家族モデルは自分の家族しかないからなんです。

 

だからあまり疑うこともしなかったし、
変えてみようともしなかったのです。

 

もし、この場合

その親に育てられた子どもが、
この好ましくない世代間連鎖に気がつき
意識的に自分の子どもとの関係を
改めていったとしたらどうでしょう。

 

この好ましくない世代間連鎖を
ここで断ち切ることができるはずです。

 

親がこの連鎖の悪い標的になっていますが、

それはちがいます。

 

親のまた親、子どもにとっては祖父・祖母となりますが、
自分の親もそのまた親から学習して、
無意識に家庭の環境をつくっていたわけです。

 

親を責めることはできません。

ただ、どこかで気づく必要があります。

 

好ましくない世代間連鎖の代表例としては、

児童虐待・アルコール依存症です。
この連鎖は、家庭の環境によることが非常に多いです。

 

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連鎖を断ち切るにはどうすればいいのでしょう。!
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それは自分と親との関係を幼いころから通り直してみることです。

もちろん幼い頃には戻れませんから、

心理療法などの過去世セラピーで、
疑似体験をすることで解消していく方法が唯一の方法です。

 

そうすると、子ども時代に親からされたことと、
現在の自分とに一本の線が引かれてきます。

 

例えば、夫婦仲が悪くいつも緊張している家庭に育ったあなた、
その家庭でいつも親の顔色を気にして、
何か起こりそうになるとひょうきんな行動を起こして
両親の気をそらすのに必死になった場面。

そのことと争いごとを極端に嫌い、
起こりそうになると必死に根回しをする現在のあなた、

「争いごとが嫌いなんて男らしくない」と
ひそかに思っていたあなた。

ここに過去から一本の線が引かれ、
そうかそうだったのか、
男らしくないとひそかに自分を否定していたが
それはそれでいいのだ。

 

根回しをしたりする調整役も、
会社の仕事には大事だし、
誰にでもできることではないと、
徐々に自分を受入れていきます。

 

ここで最も重要なことは、

心理療法で過去を疑似体験する場合、
あくまでも第三者的な見方でとらえるということです。

まるで、映画館のスクリーンにあなたの過去の場面が
走馬灯のように次から次へと映し出されていると
イメージしてみてください。

その映像を、観客席であたかも他人事のように
見ている大人のあなたを想像してください。

 

客観的に自分の過去を見ることができれば、
親を悪役とせず、親がそのまた親から何をされて
育てられたかわかります。

そしたら「あー、親父もそうだったのか」と
当時の出来事を「しかないこと」と理解できるはずです。

ただ、善し悪しではなく「理解する」ということが最も重要です。

 

ピーターパン症候群とは

身体は、すでに大人にもかかわらず、精神の成長が肉体に伴わず、
子供の様な言動を取る男性を指すパーソナリティ障害の概念!

 

これを提唱したのが、1983年にアメリカの心理学者ダン・カイリー(Dan Kiley)が
自著「ピーターパン症候群」で提唱したパーソナリティ障害でのことをいいます。
(注)正式な医学用語ではありません。

 

名前の由来は、ジェームス・マシュー・バリー原作の「ピーターパン」。
ピーターパン症候群である男性は、まさに「大人になれない子供」

 

 

ピーターパン症候群の症状

は、どんな症状があるのでしょうか?

 

ピーターパン症候群の男性は、感情表現や感情の抑制が難しく、
特に怒りの感情に関して自分の思い通りにならないと激高したり、
すぐにすねたり不機嫌になったりと、必要以上に大袈裟な表現をします。

まさにかんしゃくをおこしておる子どもそのものですね。

また、自己愛が強く、自分をごまかし、能力以上に良く見せようとします。

それに、男尊女卑の傾向もあり、しばしば恋人や配偶者に対して冷たく当たり、
自分を押し付けますが、相手には家庭を守り、男を立てる「わがままを許してくれる母」
であることを強く求めてしまいます。

 

更には、自分は特別という思い込みから、どんな場合でも悪いのは自分ではなく
他人だという他責的な思考傾もあるため、プライドが高いピーターパン症候群の男性は
「ごめんなさい」ができないという特徴がある。

 

その一方で、非常に傷付きやすく、不安感や孤独感を抱えている場合が多いため、
恋人や友人に対して異常に執着し、仲間外れにされることに耐えられずに感情を
爆発させることもあります。

 

なんとも厄介です。

当人もかなり生きずらいことでしょう。

 

ピーターパン症候群を引き起こす原因

では、何が原因でこのような症状(性格傾向)になってしまうのでしょう?

一番の原因とされているのが、両親の仲が悪い環境で育ったこととされています。

自分勝手な夫と、それに嫌々ながらも黙って従ってしまう妻という家庭の構図(共依存関係)と、
それに伴う子供への父親の不干渉と母親の過保護にからピーターパン症候群の男性の精神面は
形成されるとされています。

 

父親の母親への態度はそのまま男尊女卑思想に、母親の過保護はプライドが高くわがままで
自己愛の強い性格に、そして家庭の緊張感は不安感や孤独感に直結しているのです。

 

ピーターパン症候群はどうしたら改善できるのか!

ピーターパン症候群の症状は、12歳頃から発現し始めるため、発見が早ければ十分改善可能なものです。

両親の不和が一番の原因なので、両親自信が、自らの不仲を解消していくことが最も効果的です。

問題は、既に大人になっているピーターパン症候群の男性の改善方法です。
アダルトチルドレンの専門家にご相談するのがよいでしょう。

現状は、ピーターパン症候群の男性が自ら症状を自覚し改善していこうとすることは稀であり、
仮に第三者がカウンセリングを勧めても拒絶してしまうことがほとんどです。

わがままも何もかも受け止めてくれる「ウェンディ」のような存在が居てくれるならそのままでも
生きていけるかもしれません。

しかし、そんな存在を持たない男性は回復する手立てのないまま増大していく社会との軋轢に心を病み、
うつ病を患ってしまうこともあると言われています。

 

また、別の精神疾患の症状としてピーターパン症候群と合致する症状が現れていることもありえます。
上述の症状が現れているからと言ってピーターパン症候群であるとは限らないため注意が必要です。

 

アダルトチルドレンと精神疾患との関係は?

アダルトチルドレンが育つ家庭では、

自尊感情(自分で自分を大切にできる)を
育む条件が欠落しているか、

矛盾した形でしか存在しない場合が多くみられます。

親が何らかの問題を抱えているため、
子どもの心の成長に必要なものを
満たせるだけのエネルギーが
ほとんど残っていない場合が多いからです。

 

その結果、

 

子どもは家族の病の犠牲となり
生きづらさを抱えるようになってしまいます。

 

精神面で、

アダルトチルドレンとしての
影響が現れてくるのは思春期以降です。

さらにはっきりと現れるのが、
20代半ばにさしかかってから頻度は多くなります。

自分の行動、思考、感情や人間関係に
支障をきたしたり、なんらかの生きづらさを
感じるようになります。

 

理由なく孤独感に見舞われたり、

家族との関係がぎくしゃくするほか
友人関係や会社での自分の役割、
自分の人生の選択など

さまざまな場面で違和感を持ち始めます。

 

こうした親との関係で何らかのトラウマを負ったことにより、
二次的に精神疾患の症状が現れることがあります。

 

二次的な精神疾患の例としては、

・アルコールなどの依存症
・うつ病
・不安障害
・ひきこもり
・PTSD
・摂食障害 

などが挙げられます。

 

こうした精神疾患の症状に対して
医療機関の受診や治療が必要となる場合があります。

 

では、こうしたアダルトチルドレンの症状から
が回復するためのアプローチ方法として

どんな方法があるのでしょうか?

 

アダルトチルドレンは、
自己認識の概念のため、
医療的な治療の対象ではありません。

ですが、

それぞれが抱える生きづらさを
軽減するためのアプローチ方法はあります。

 

 

アダルトチルドレンの考え方の癖

幼少期に機能不全家庭で育ったことから
大人へと成長した今も、
心の奥深くにトラウマを抱えている
アダルトチルドレンに
悩む人の多くは、

 

アダルトチルドレンではない人と比べると、
ある特徴的な「考え方の癖」を持っています。

 

根底には「自分に自信がない」がある。

 

物事を考える時の癖として
思考パターンが極端あるということが
あげられます。

 

特に悪いことに対しては
過剰に着目しがちです。

 

例えば、

 

自分自身のことについては、
素晴らしい長所があるにもかかわらず

短所にばかり注目して
「自分には長所なんて1つもない」と
思ってしまう。

 

また、好き・嫌いのように
究極の2択でしか物事を判断できず
「グレー」という決着ができません。

 

そんな極端な思考は、
何か悪いことが起こった時に

その、悪いことが起きた理由が、
自分にありそうだと気付いたら、

「自分は正しい。周りに原因がある」と、
過剰なまでに自己を正当化して
周りを悪者にします。

 

アダルトチルドレンは
最初に抱いた考え、
いわゆる「先入観」に執着してしまいがち。

だから、考えを変えることが非常に困難である。

あとから色々な意見が出てきて、
論理的に「間違っている」という結果が出ても、
一度思い込んでしまうと考えを変えることがでない。

 

また、周囲が抱えている責任が
自分の責任でもあると思い込んでしまったら、

 

「それは自分の責任だから」と
周りの責任を過度に背負ってしまう
傾向にもあります。

 

周りの人から
「あの人は頑固だ」と思われる人は、

実はその頑固さの裏側には

アダルトチルドレンが
隠れているのかもしれません。

 

 

 

では、考え方の癖を克服する方法はあるのか?

 

例えば、

 

極端にマイナス思考に
なりがちだということであれば、
「現状は理解した。これからどうしようか?」と
考える癖をつけるようにする。

 

これは、思考を切り替える
新たな癖を身につけることに繋がります。

 

また、先入観に執着してしまうのであれば、
周りの意見を尊重して
一度実行してみるという癖をつけてみる。

 

これを繰り返すことで、
先入観で物事を判断するのではなく、
判断する前に一呼吸置いて周りを見渡し、
自分の考えが正しい方向を向いているのか
考えられるようになります。

 

アダルトチルドレン特有の考え方については、
その傾向を「自分で認識する」ところから始めると、

解決に向けて一歩踏み出せそうですよ。

 

インナーチャイルドとインナーアダルト

機能不全家族で育った
AC(アダルト・チャイルド)の多くは、

 

一見する と

立派なおとなとして
社会に適応していても、
実はおとなに
なりきれていない部分を
抱えています。

 

ただしそれは、
「子どもっぽい」
という意味ではありません。

 

むしろ、人並以上に社会的責任を
背負い込んでいることも多いです。

 

けれども大人として
自分自身の面倒をみて、
自分を幸福にする責任を
負うことができない・・・・・

 

なぜでしょう。

その答えは、

 

ACは、きちんと
「こどもを生きる」ことが
できなかったからです。

愛され、関心を注いでもらいながら、
自分の感情をありのまま受け止め、
自分に必要なことを周囲に要求する、

 

という練習が、こども時代に
できなかったからなんです。

ごく小さい頃から手探り状態で、
しっかりしたおとなのように
振る舞わなければならなかったのです。

そのために、

自分の感情、

自分の望みを、

引き出し深くしまいこんでしまいました。

ですから、

自分というものがつかめません。

おとなになっても、
手探りのまま必死に
生きています。

自分はこれでいいのだろうか、
自分の価値を認めてもらえるのだろうか と、
絶えず気にしながら・・・・。

「インナーチャイルド」、
つまり心の中にいるこどもの自分と
出会うということは、

 

生き生きした自由な自分と
出会うことでもあります。

けれどその前に、
本来のこどもの姿を覆い隠している、
傷ついた子供に向き合うことが
必要です。

その次にくるのが、
「インナーアダルト」を
育てる作業です。

インナーアダルトとは、
自分の中にあって
自分を支えてくれる存在。

 

「自分の中におとなの自分を育てる」
というイメージをつかんだとたん、
前に進み始めます。

 

こども時代の痛みについて、
あなたは何の責任もありません。

 

こどもは、
自分が育つ環境を
選ぶことはできないし、
その中で精一杯
やってきたのですから。

 

けれど今、
その痛みをどうするかは、
おとなになった
あなたにかかっています。

 

痛みを癒し、
過去から抜け出すことを
選択さなければなりません。

傷ついたインナーチャイルドを
癒す取り組みを始めた瞬間から
新しい人間関係を
育てていくことができます。

 

 

境界のゆがみや、混乱の根源は幼いころの家庭環境にあった!

 

幼いころの家庭環境では、境界のゆがみや、混乱が起こっていました。

 

それが、大人になった今も精神的なゆがみとして
生きづらくしている原因の一つになっています。

 

私達の育った家庭では、

多くの場合、境界のゆがみや混乱がおこっていて、
はっきりした境界が存在しませんでした。

 

それは、見捨てられ体験を引き起こすもとになっています。

 

 

▼親が子どもを仲間として扱う。

親が子どもと、まるで友人や仲間であるかのような関係をつくることがあります。

 

子どもを自分の同盟相手とみなすということは、
親子の境界が存在しないということです。

 

そして、子どもの年齢にふさわしくないことまで知らせてしまう。

 

不適切な情報を与えられた子どもは重荷に感じ、
罪悪感さえ味わうこともあります。

 

たとえば、十歳のこどもに「あなたのお父さんは浮気したのよ」と
話すことは、子どもの安全を損ないます。

 

八歳の子どもに、職場でのポストを失う不安について話すことは、
親は弱すぎて子どもの自分を守れないと思わせるだけです。

 

 

▼親が子どもに責任を負わせようとする。

親が自分の感情や行動に、
責任を待たず子どもにその責任を負わせようとすることは、
親子の境界がねじれた状態です。

 

結婚がダメになったのは

 

子どもが悪い子だったせいだと言ったり、
子どものせいでストレスがたまるから
鮭やドラッグが必要なんだと言うのは、
子どもの責任ではないことを子どもに負わせ、
不可能なことをやらせようとする。

 

子どもが実際に、
持っている以上の力を持っているかのように言い聞かせ、
子どもを無謀な努力と、力不足に打ちのめされる体験へと駆り立てる。

 

▼親のニーズが子どもより優先となる。

親が自分のニーズを満たすために子どもを
利用するとき、子どもの境界への侵入が起こります。

 

子どもが親の自尊心を満たすための道具に過ぎず、
利用価値のある時だけしか存在を認めてもらえない。

 

 

▼親が子どもに自分と同じでいるよう求める。

親が子どもを、
自分とは別の独立した存在として
見ることができないということは、
子どもの境界を認めないということ。

 

親と同じものを好み、
同じような服装をし、
同じように感じろというわけです。

 

子どもがどんな形であれ
親と違った考え方や行動をとると、
あえて親に拒絶される危険を
おかすことになる。

 

 

▼親が子どもを自分の延長とみなす。

親が子どもに対して、
自分が果たせなかった夢を
かなえてほしいと望むことは、
子ども自身の境界を認めず、
子どもを自分の人生の延長とみなすこと。

 

それが、まったく
私達自身の選択ではないことが
如何に多いかです。

 

結果はともかく、
間違っているのは「決め方」なんです。

 

一方、親の望みとは逆のことをする人もたくさんいます。

 

この場合もやはり、
結果ではなく決め方が問題。

 

自分の自由な選択ではなく、
親に対する怒りによって
決めているかもしれないからです。