ぬあらゆる人間関係のなかで、
特別な関係をもつのが「家族」です。
どんな親子であれ、
兄妹であれ、
親族であれ、
何の縁もなく生まれた人は
一人もいません。
そんな相手から何かを学ぶために
私たちは出会っています。
幼いころ、親に厳しく育てられた人は、
親に叱られ「おまえは本当にダメだ」と言われ
他の兄妹と比較され
「自分は愛されていない」と
思い込んでしまったり
そういった人は多いですよね。
親のそばにいると、
常に顔色をうかがって
緊張している人もいれば、
なぜか反抗的な態度を
取ってしまう人もいます。
その態度が悪いと、
また親から叱られたかもしれません。
経済的に自立した後も、
子供のころに受けた心の傷は
なかなか癒えず、
親への恨み、嫌悪を持つ続けている人は
とても多いんですね。
「それもしつけ、良かれと思ってしたことだった」というには、
あまりにも勝手な親のエゴの仕打ちだと
思うかもしれません。
ある人は、
「この親でなければ、
私の人生はもっと違っていたはず。
私は人生を棒に振ったようなものだ」
とまで言う人もいます。
結局は、親の側が「無知だった」、
同時に、自分も「無知」だった。
に尽きるのかもしれませんね。
親は自分の感情のイライラや無知、
つまり、マインドをコントロールできず
弱い子供に当たってしまったかもしれません。
いわば、可愛そうな人だった。
しかし、親は
それまでに培った価値観で
あなたを育ててきたわけです。
あなたの親もまた、
その親(祖父母)に同じように
教育されてきたのかもしれません。
もし、あなたがそこに気づけば、
自分の子供には決して同じことは
しないでしょう。
この「気づき」で、
心のゴミは浄化されていきます。
もし、自分の無知から、
親から学んだように
自分の子供にも、
同じ様な仕打ちをすれば、
不幸の連鎖は永遠に
続いていくことでしょう。
それは、
誰も幸せにはしません。
その人の子も、その人自身も
特に親子関係は、相手に期待し、
また全てが当たり前になりすぎて
遠慮なく恨みが恨みを
呼びやすくしてしまいます。
長い年月をかけて、
傷が深まることも多いため、
「自分はひどい仕打ちをされた」と
何度も自分の中で反すうし、
思い返しているうちに、
より根深く、黒々とした思いを
抱いてしまいます。
まずは、
そうした状況に気づくことが
最も重要なことなんです。
そして、「許す」ことを
そこからゆっくりとやっていけよい。
そのうちに
親が愛でしてくれたことにも
気づくようになっていくと思いますよ。
そうやってあなたが変われば、
親も変わります。
あるいは、逆の場合もあります。
親の立場、子供の立場があり、
どちらかが変わると
両者の関係が
すぐによくなっていくことでしょう。
変わらない自分を装うのはもうやめませんか?
アダルトチルドレン特有の「しつこい苦しみ」で
人生が行き詰ってしまっているのなら
是非勇気をもって相談にきてください。
http://mentalhealingroom.com/yoyaku