●怒りは、期待や欲望の裏返し
こんにちは メンタルヒーリングルーム心理セラピストの金澤です。
あなたが怒りを感じる時は、どんなときでしょう。
人はよく「頭にくる」などと言いますが、それは怒りを別の言葉で表現 したものです。
欲しいものが手に入らないときや友人とケンカしたとき、通勤などで電車が遅れたとき、道路が渋滞しているとき、約束の時間に友人や恋人がなかなかこないとき、誰かに悪口をいわれたとき・・・・いろいろありますね。
それらを並べてみると、すべて何かの裏返しだということに気がつきます。
欲望が満足されないから、怒りをあらわすことで、自分の思いに無理やりケリをつけようとする。
欲しいものが手に入らないのは物質的な欲望ですし、電車が遅れると腹が立つのは、仕事や学校に遅れ、自分の名誉や信用に傷がつくということで、そういったものを守る欲望といえます。
友人や恋人と約束していたのになかなか来ないなどという場合は、その友人や恋人への思い入れが強ければ強いほど、怒りの度合いも強くなります。
もともと期待していなければ、そんなに怒ったりせずともすむはずです。
親に対しても同じです。こういう親であってほしい期待するあまり、現実とのギャップに怒るのです。
そのように、細かいこと一つひとつに腹を立てていくわけです。
「私はいままで腹を立てたことなどありません」などとという人が、はたしているでしょうか。
おとなしそうに見える人も、表面に出さなくても、実際には、腹の中は煮えくり返っていることが多いものです。
長い人生のなかでそういうことが必ずあるはずです。
ときには、自分に対して腹を立てることもあるでしょう。
自分があまりにも無知で、思うに任せず、こんままなら死んでしまいたいと思うこともあるかもしれません。
消えてなくなったら、すべてが楽になるではないかと、とっさに思うわけです。
どうやらエネルギーがものすごく低い状態になると、そうした思いになることが多いようです。
こういった感情には、もともとそういったエネルギーがあらわれる、もとのエネルギーの記憶がありのでです。
そのエネルギーの記憶が、同じような状況に反応して湧き上がってくるのです。
子供のころ、思うようにならなかったときの怒りの記憶が、同じような状況をに反応して湧き上がってくるのです。
こうしたことに一つひとつ気づき、取り除いていくこと で、心を自由にすることができます。
人は言葉で言ってもなかなか変わりません。
多次元セラピーはこうした蓄積された感情エネルギーに焦点をあてて、解放し気づきます。
すると、何十年も翻弄されていたネガティブな心から嘘のように自由になっていけます。