いつも読んでいただききありがとうございます。
心理セラピストの金澤です。
職場の人間関係がうまく築けない原因の根底には、アダルトチルドレンという概念は非常に重要な気づきのポイントになります。
アダルトチルドレンという言葉は、機能不全家族で育てられ、一人の人間としてその個を尊重してもらえず、様々な心の傷を負いそのまま大人になった人たちのことということはご存知のとおりですね。
幼少期の、育てられ方によってできあがった様々な思考パターン、行動パターンが、あらゆる人間関係の場面において影響されていることが多いんです。
では、機能不全家族のパタ-ンとしてどういった家族環境があるのかを確認しましょう。
ご自分の幼少期の家族環境に当てはめてみてください。
1、支配的な家族環境
何でも親の言うがままに子供を操つろうとする家族環境で育つと、
大人になっても、何が正しいのか、どうしたらいいのか、その規準を見失ってしまいます。
2、過剰な期待のある家族環境
子供に親の期待通りの行動、人生を歩まそうとすると、
大人になっても、親は我が子の人生そのものを呑み込み支配します。
3、過干渉な家庭環境
子供のすることを何でも過剰に知りたがる親に育つと、
大人になっても、何でも探られ干渉されることは自分の恥を暴かれ、劣等感と悔しさを感じ続けることになります。
4、過保護な家庭環境
子供をペットのようにかわいがる親に育つと、
大人になっても、依存心が強く、気も弱く、消極的なパターンになる。
5、条件つきの愛情
親が子供の期待を満たした時だけ子供を褒めるように育つと、
大人になっても、子供は親に褒められるために親に合わせすぎてしまい真の自己を見失ってしまいます。
6、暴力暴言のある家庭環境
子供に直接暴力や暴言を吐く家庭環境(夫婦喧嘩含む)に育つと
大人になっても、自分自身の感情を認知したり、コントロールできなくなります。
暴力暴言がその子の基準となってしまいます。
防御反応として、常に緊張を感じる状態になります。
感情の制御が上手くできなくなり、ストレスから解放された環境でも緊張状態が続き、将来的にうつ病や不安障害になるリスクが高まります。
7、無視(褒めない)する家庭環境
子供に要求するが、子供を褒めることをしない親に育つと、
大人になっても、一生懸命頑張っても自分に何か問題があると思い悲しみ劣等感を持ちます。
8、存在の否定する家庭環境
生まなければよかった、バカ、死ねと存在そのものを否定する親に育つと、
大人になっても、びくびくしたり、無力感を感じたり、固まってしまったり、自己存在の否定より自分なんて存在しなければと思ったりと、親や家庭は安心出来るものではなく、常に不安とストレスの溜まり場となる。
どうでしょうか
当てはまりますか?
このような親や家庭環境に育つと、子供が受ける心身のダメージは計り知れません。
そして、大人になってもず~っと潜在意識の中の記憶体験としてストックされていきます。
大人になっても、その記憶体験としてストックされたダメージの記憶が、親子関係、恋愛関係、職場の人間関係などあらゆる人との関わりのなかでフィードバックされます。
そして、それは新たな心の傷としてまた、潜在意識の中の記憶体験にストックされ続けます。
いつのまにか、年齢を重ねるにつれて潜在意識の膨大な記憶体験はパンク寸前になります。
それがいつしか身体反応として、病気という形で現れてくるようになります。
でも、絶望することはないんです。
どんな家庭環境に育ってきたとしても、自分を変えていくことは可能なんです。
変わる という 「意思」さへあれば!
まずは、「変わりたい」より「変わる」という意思をしっかり持つことからはじめませんか!
そして、あなたが一番したかったこととを思い出しましょう。
それは、今の今ままで自分に許してこなかったことです。
本当は、お母さん、お父さんと どんなことをしかったですか?