鏡の法則(アダルトチルドレン克服)

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私たちが人に接することで、
気づくきっかけをもらえるのは、
「感情」のパターンだけではないんですね!

私たちの自分の中にある、
凝り固まった考え方であったり、
思い込みであったり、
定型化された価値観といったものにも
気づかせてくれています。

あり人に対して、
「この人は意地悪な人ね」と思っているとしたら、
その人の本質が意地悪な性分というわけではなく、
単にあなたがその人を
「この人は意地悪な人間だ」という目で
見ているにすぎないのかもしれません。

こんな時どうしたらよいでしょう。

ある朝、Aさんあが会社に行ったら、
普段は掃除をしない、
人任せにしている同僚Bさんが、
率先して掃除をしているのを目撃しました。

「あら、珍しい」
そう思ったところ、
いつもはいない社長が
すぐ近くにいることに
気づいたそうです。

その瞬間、
Aさんの心に、
ある思いがよぎりました。

「普段は掃除なんてしないのに、
社長にいいところを見せたいから、
今日だけまじめに掃除をしている」

そう思った途端、
Aさんは、
なんだか無性にイライラして、
その日はずっと不愉快な思いを
抱えたまま一日を過ごしました。

この状況を
よ~く考えてみましょう。

「掃除をする」という
行為自体は中立ですよね。

むしろ皆が心地よく
仕事ができるようになる
よい行いです。

近くにたまたま社長がいた だけで
Bさんはもちろん
善意から掃除をしていたのかもしれません。

あるいは、
ともっくその日はやりたい気分だったから
掃除をしたのかもしれません。

ですがAさんは
「掃除をしているBさん」と
「社長」の存在を結びつけ、
「いいところを見せようとする」と
無意識のうちにBさんをジャッジしていた
ということになります。

Aさんには、
Bさんに関するある種の悪い印象が
植えつけられていたのかもしれません。

もしくは、
そのほかの要因があったのかもしれません。

「自分がよく見られたい」という
Bさんのエゴを敏感に感じ取って、
反発を覚えたのかもしれません。

あるいはAさん自身にも、
「上司によく思われたい」というエゴがあり
「Bさんに先を越された」と
イライラしてしまった可能性もあるでしょう。

何が引き金だったかは、
Aさんしかわかりません。

どれか一つということではなく、
すべてが複雑に絡み合っている
可能性もあるでしょう。

このように、
私たちが思ったり、
考えたりしていることは、
必ずしも「事実」と
一致するわけではない

ということを知っておきましょう。

単に自分の
過去の体験に対する印象や
価値観で
世界(相手)を見ている

ということ

そのことに気づかず、
人は無意識のうちに
「こうあるべきだ」
とい思い込み
^^^^^^

いくつもしているのが
現実です。

「こうあるべきだ」に
そぐわない人やものを
「あの人はダメだ」
「こういう行動は正しくない」と
一方的にジャッジし、
非難しているようです。

一度、湧き上がった思いは、
「あれはダメ」
「これはいや」
「こうすべき」
「あの人とは合わない」
といくつもの
思い込みを振りかざし
「NO」という
エゴを突き付けていれば、
当然、人間関係はうまくいくはずはありませんよね。

いつの間にか、
自分の周りは敵ばかり、
愛がないマインドの思いに
翻弄されて、
思い通りにいかないことばかりに
なってしまっていませんか?

自分がどんな思い込みを
持っているか
については
自分自身ではなかなか
気づけないものです。

それを浮かび上がらせてくれるのが
「他人」という「鏡」です。
^^^^^^^^^^^^^^^^

他人に対して思ったり、
考えたりしたことは、
そのまま、
あなたが相手を、
ひいてはこの世界を
どのように見ているかが現れている

と分かってくるんですね。

「私は、〇〇さんをこういう人間だと思っている」
「私は、こういう人間だ」
「私は、こういうふうに見られたい」
「女性/男性はこうあるべきだ」
「母親としてこうあるべきあ」
「会社は自分にこうしてくれるべきだ」

他人を通して見た時、
初めて
「ああ、 自分はこういう考え方を持っているのか」
「こんなふうに考えやすい傾向があるのか」

ということが、次々と見えてきます。

まったく思いもよらない自分の一面に驚いたり、
落ち込んだりするかもしれません。

こうしたマインドの産物である
「思い込み」が
おびただしくあり、
それをひとりで外すことは
容易なことではありません。

マグマのような内側の
自己防衛の思いは、
限りがありません。

芋づる式に引き出される
「思い」とその心の言い訳や攻撃は、
聞くに堪えないものです。

だからこそ、
自分の中の「思い込み」を
外すために

様々な心理療法やヒーリングスタイルがあります。

しかし、この自分の中の「思い込み」を
外していく取り組みは、

言ってみれば、
パンドラの箱を開けるようなもの

ほとんどが、
自分の「心」に翻弄されてしまいます。

触らぬ神に祟りなし
といった感じ!

なので、
自分自身に対するそうとうな「覚悟」、「意志」が必要です。

しかし、心配はいりません。

セラピストのガイドをしっかり受けながら
進めてくのがよいのです。

 

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