私も、幼い頃、強烈な寂しさをを感じていました!
私は子どものころ、
父親と社会人になるまで一言も会話をしたことはありませんでした。
別に殴られたり、怒鳴られたりということがまったくないのに?
無関心なくらい無口な父親の存在がとても不気味でかつ恐怖でした。
大人になっても、父親への恐怖はぬぐえないまま、
権威のある怖そうな人や、男の人に会うと、恐怖でどきどきしてしまい、
自分らしく振舞うことができなかったり、声が出なくなってしまうことがありました。
これがとまったのは、長い時間をかけて、
癒しと、取り組んだ後でした。
癒しには時間がかかる・・・
私は、自分自身の癒しのために
多くのワークを経験しました。
私は癒しに全力で取り組んでいましたが、
その癒しの過程はとても時間がかかるものだと感じています。
薬を飲んで、すぐに治すということは、
私の経験上、まず不可能と言えます。
そして、すぐ治るといった「魔法」もないと思っています。
しかし、もし心の傷に気づくことなく、
克服にむけて取り組みをしていなかったら、
心の傷の後遺症を抱え続けることになってしまったかもしれません。
問題なのは、その後遺症は自分だけではなく、
自分の周りの人にも影響を与えてしまう ということです。
癒しと克服のポイントとは?
私のもとに続々とくる摂食障害の人、共依存の人、
中には性的虐待を受けた人から、夫婦関係や職場の対人関係に悩んでいる方、
あるいは、漠然とした不安を感じている人たちに心理セラピーを行う中で、
こういう人達の多くが、子どものときに安全性が確保されていない
機能しない不全な家族の中で相当な心の傷を受けて育っており、
一回のカウンセリングや心理療法では、なかなか改善効果がわかりにくいということががわかりました。
その時はとってもスッキリして、今までの自分とはすっかり変わったとうような錯覚に陥ることがあります。
好転反応として、次から次へといままで抑圧していた、感じられなかった感情があふれ出やすくなっています。
そんな自分の感情に押しつぶされるといったことも多々あるんです。
そういったときにこそ、本当は専門家のフォローが必要なんです。
あなた一人でどうなることでもありません。
心の専門家に是非頼っていってほしいのです。
日々の生活の中で、心の扱い方や、どうすればよいのかのフォローをしっかり受けながら、
安心してじっくり確実に今までの心のゴミをお掃除していくことが「幸福への近道」です。
アダルトチルドレン・共依存克服専門心理療法室 金澤修一