不適切な人間関係の取り方

●不適切な人間関係の取り方


こんにちは メンタルヒーリングルーム心理セラピストの金澤です。


生まれたばかりの赤ちゃんが、親に依存しないと生きていけないというような関係は健全な依存といえますが、その後成長するにつれて赤ちゃんも、依存から抜け出して自立していくようになります。

しかしその成長過程において、不適切な育児を受ける環境に育った場合には、正常に自立することが難しいという場合がでてきます。

この自立を妨げるのが、依存から抜け出せない関係、共依存の関係です。

では、親子の場合の共依存とはどのような関係か。

まず親の方は、「子どもを養育する」ということに依存する。
つまり、このような親は子どもとの関係を通じて、「子どもに何かをしてやれること」によってようやく自分の存在価値を見いだすという依存がある。


依存する親の多くは子供に対して「甘やかし」をします。
子供に依存した親は、子供が成長していくにつれ、だんだん自分がしてやれることが、少なくなってくることに不安を感じます。そのために、子どもに自分でやらせた方が良いことまで、親の方から先に手伝ってやってしまおうとする。

一見子供を心配しての行動に見えるが、過度の干渉になってしまうのは、子供のためと言うよりも、親自身の不安から来る行動です。

一方で、子供の方は依存した親に育てられると、「自分でやるからいいよ」という一言がいえないまま、自分も親に依存するという関係を強いられることになる。

このような子供は、大人になってからもお互いで依存するような関係をもてる相手を探し出そうとします。自分の親との関係を再現するような関係です。 (恋愛関係などに顕著に現れます)

自分で出来ることも相手にしてもらうことを求めたがったりする関係や、あるいは逆に自分が親の立場で、相手を甘やかして依存させる関係を築こうとする。そしてまた、将来的にも自分が甘やかす親となって、自分の子供に依存させるように接するというのも珍しくない。

このような操作的な親と暮らしてきた人は、大人になっても適切な人間関係を持つのがとても困難なものです。
なぜなら、自分は不適切な人間関係の取り方ばかり見せられてきているので、それ以外の方法をとることを知らないからです。

他人に対するコントロールの欲求で、他人に頼られていないと不安になる人と、人に頼ることで、その人をコントロールしようとする人との間に成立するような依存・被依存の関係が共依存症です。

自らをチェックしてみてください。


?相手の問題に病的にのめり込んで、自分を見失ってしまう。

?他者に必要とされることで、自分の存在意義を 見い出す。

?自分自身を大切にしたり、自分自身の問題に向き合うよりも、配偶者、親族、恋人、友人等の身近な他人の

  問題ばかりに気を向け、その問題の後始末に躍起になる。

?身近な人々が取らなかった責任を代わりに取り、結果として現在の困った状況を他人本人が決意して解決

  する必要性を与えずに、困った状況をそのまま続けてしまう。
つまり、この人には自分がいなければ・・・というつもりで行動しておきながら、実は自分自身の存在意義をその行為やその人の中に認めさせ、自我を確立している。

境界性人格障害の一つの症状として共依存もあるようです。

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