過去に支配された現在の痛み

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こんにちは、
真理セラピストの金澤です。

 

人は、大人になっても
子ども時代の痛みと共に
生きています。

 

そして、無意識に
痛みに対する様々な
防衛法を身につけます。

 

この防衛法は、
あなたがこの世に生を
受けたその時からです。

 

その防衛法とは、
たとえばですね

 

自己否定感を埋め合わせるため、
自分に価値があることを行動で
証明しようとしたり

 

決して間違いをおかさず、
何事も完ぺきにやろうと努力したり

 

責められる前に
相手のことを責めたり

 

物事をゆがめて見るたり
事実を認めなかったり、
大したことではないように扱ったり、
理屈をつけたり

 

痛みから目をそらす行動をとったり
過剰に食べたり、飲酒したり、
薬物を使ったり

 

こうした方法は、
もともと、

 

自分を守るための
ものだったのに、

 

今や私たちに、さらなる痛みを
もたらす結果となっています。

 

アダルトチルドレンが今、
感じている痛みというのは、

 

未解決の過去の痛みと、
過去に支配された現在の痛みとが
合わさったものなんです。

 

アダルトチルドレンの多くが、
見捨てられ感や、
怖れを感じたときにする行為は、

 

「愛される」ことに
全力を尽くしてしまうことなんです。

 

愛される存在でいるというのは、

 

それは、
他人の基準に合わせる
ということ。

 

自分の感情やニーズを切り捨てて
他の人の意向を優先することを
選択してしまうクセがついてしまって
いるからなんです。

 

つまりですね、
自分の感情とのつながりを断つという
防衛手段を身につけたまま
今日を生きているんです。

 

今もなお、自分を守り、
他人とつながるための
唯一の方法になって
しまっているんですね。

 

そして、こうしたパターンは、
自分のニーズや感情を
常に切り捨てている痛みに
耐えられなくなるまで続きます。

 

そのあと、別の防衛手段、
もっと自分を傷つけるやり方を
探し出すんです。

 

たとえばですね、
アルコールや処方薬や
食べ物へ依存すること。

 

こうした防衛手段は、

 

ひたすら私たちの痛みを長引かせ、
エスカレートさせていくことに
なるんです。

 

こういった依存に歯止めをかけるには、
「自分を防衛する」ことから
「自分を癒す」ことへと
コースを切り替える方法しかありません。

 

多くのアダルトチルドレンは、
子ども時代に自分を守る方法を
身につけ、大人になっても
同じやりかたを続けています。

 

子ども時代に
心の痛みを和らげるために

 

食べるという手段を
とっていたとしたら、

 

おとなになっても
過食を続けるだけでなく、
アルコールも同じ目的のために
使うようになるかもしれません。

 

子ども時代に、
親の関心をつなぎとめるために

 

人を喜ばせるやり方を
身につけていたとしたら、

 

職場でも同じ方法で
人の注意を引こうとするでしょう。

 

それが、人間関係の依存へと
発展するかもしれません。

 

アダルトチルドレンは、
不安や怖れを軽減しようとして、
防衛という盾を身につけました。

 

それは、
決して批判するべき
ことではありません。

 

なぜならば、
防衛という盾を身につけたのは、
見捨てられた痛みを
和らげるためだったし、

 

耐え難い怖れや無力感から
自分を遮断し引き離しておく
ためでもあったのだから。

 

子どもの自分を守るためには
それが必要だったんです。

 

ただし、

 

自分を防衛し保護していたものが
いつからか、人生の障害となったのか、
いつから傷と痛みを
つくりだすようになったのか、
知っておく必要があるんです。

 

知っての通り、痛みの元になった
この出来事や家族の状況は、
変えることができませんよね。

 

けれども、
痛みにどう対応するかは、
今のあなたが選択することは
充分可能なんです。

 

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