アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは

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アダルト・チャイルドは、アルコール依存症家族で育った人
あるいは機能不全家族で育った人と略されています。

たとえば、親がアルコール依存症だったり、
ギャンブルや借金の問題があったり、
仕事がすべてで親としての役割をとっていなかったり、
両親の関係がうまくいっていなかったり、
重大な家族の問題が暗黙の秘密とされていた、など。

こうした機能不全家族の中で育つ子どもは、

問題状況に適応するための行動パターンを身につけて、
家庭内で一定の役割を演じるようになります。

こうしたパターンや役割というのは、
子ども時代を生きのびるために役立ちますが、
大人になってから「生きづらさ」の要因となることが多いのです。

 

機能不全家族で育った人に限らず、
さまざまな立場の人が自分を「アダルトチルドレン」として見直すことで、
人生を変えていく力を得るようになります。

 

それは「子ども時代の役割に縛られない」ことであり、
「大人として自分を幸せにする」ことなんです。

 

アダルトチルドレンを克服して大人として
自分を幸せにする方法を学んでいきましょう!!

この記事の目次

アダルトチルドレンということば、どうやって生まれたのか?

 

アダルトチルドレンという言葉は、アダルトチルドレン概念の生みの親である
アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックがこの言葉を使い始めました。

こんなきっかけで生まれました。

クラウディアは、1970年代後半、依存症者の妻たちだけでなく子どもたちにも目を向けようと、
アルコール病棟に「子どもプログラム」を作ったことにあります。

しかし、いざ「子どもプログラム」がスタートしてみると、5~6歳や10代の子どもに混じって、
彼女より年上の30~40 代の人たちもやってきたそうです。

そこで、小さな子どもたちは「ヤング・チルドレン」のグループ、
10 代の子どもたちは「ティーンエイジ・チルドレン」のグループと名づけ、
大人たちのグループの名称に困った末に「アダルト・チルドレン」グループと 呼ぶことにしました。

 

鎖につながれた像

サーカスに連れてこられた小象は、足に鎖をつけられます。
どんなにもがいても鎖はとれません。

こうやって小象は自分が非力であることをとことん思い知らされるのです。
やがて小象は育ち、足の鎖はロープに、そしてスカーフに替わります。
でも象は大人になっても、幼いころに擦り込まれた鎖のイメージにとらわれ、
逃げることができないと信じています。

 

 

アダルト・チャイルドもこの象と同じで、
幼いころに擦り込まれた自己イメージに今も縛られています。

でも、私たちの足にもう鎖はありません。

私たちは自分の力でどこへでも行けるのです。

このことを心の底から信じられるようになることが、アダルト・チャイルドにとっての回復です。

ご自分の中にいる「小象」=インナーチャイルドに取り組むことが必須!

 

「あんなふうになるまい」と思ったのに

親と同じ依存症になっていた人。
配偶者の飲酒問題に悩んでいた人。
重すぎる責任を負ってあえいでいた人。
人間関係がうまくいかず、うつ状態になっていた人。

子ども時代にとっていた役割や心に刻まれたメッセージが、
大人になっても彼らの生き方を縛っていたのです。

やがて、依存症家庭で育った人に限らず さまざまな立場の人が
自分をアダルトチルドレンとして見直すことで、
人生を変えていくチャンスを得るようになりました。

 

 

アダルトチルドレンのかたよった5つの考え方とは

幼少期に身につけたパターンを、大人になってからも繰り返している
多くのアダルトチルドレンには共通した特徴があります。

その特徴は日々の生活で現れ、人間関係のトラブルを招いたり、
生きづらさの原因
にもになっています。

しかし、あなた自身の幼少期から染みついたこころのクセがあるのかを
知ることで改善
することができます。

それでは、アダルトチルドレンの特徴を見ていきましょう。

 

①白黒思考で考える!

すぐに嫌われたと思い込む?極端な思考で物事をとらえる!

白黒思考とは、「好き」と「嫌い」、「正しい」と「間違っている」のように、
極端な二択ですべての物事をとらえてしまうことをいいます。

例えば、「友人が挨拶を返さなかった」という事実があったとします。

「きっと嫌われているんだ」とすぐに考えるのが白黒思考の特徴です。

もしかしたら友人は考え事をしていて上の空だったのかもしれません。

挨拶を返したけれど、聞こえなかったのかもしれません。

さまざまなことが考えられるにもかかわらず、白黒思考だと短絡的に
「嫌われている」と考える傾向にある。

また、一つの事例が一般的な事例であると解釈し、
ほかの考え方を受け付けないという特徴もあります。

 

例えば、同僚が仕事でミスをしたとします。

そうすると、たった一度のミスだけで「あの人はミスばかりで使えない人材だ」と
判断するのが一般化に当たります。

極端な思考で物事を捉えることで認知のゆがみが起こり、
間違った事実を事実であると決めつけることになります。

 

②正当か自責!

自己判断が苦手?適度に責任を負えない!

何か悪いことが起こったときに、自分の正当性を主張するのもアダルトチルドレンの特徴です。
これは、自分以外にも原因があると主張することで責任を回避するためです。

逆に、過度に責任を引き受け過ぎる場合もあります。
自分の責任の範囲外のことも自分の責任のように感じ、その責任を引き受けてしまいます。

一見相反するように思える二つの思考ですが、
自分に責任がある場合は、自己を正当化し言いわけをするのに対し、
他人に責任がある場合は、その責任を背負いかばおうとするという形で現れます。

これはまさしく、両親の価値観で生きていた子供時代のなごりです。

 

③悪いことばかりに注目する!

自分に自信がない?もっと視野を広げて!

自分の短所ばかりを見て、長所がないように錯覚するのもその一つです。
他人に長所をほめられたとしても素直によろこび、受け入れることはない。

短所を指摘されるとそのことばかり気にする。

一日の中で一つでも悪いことがあると、他のことはうまくいっていたとしても
「今日はよくない一日だった」と考えてしまいます。

一つの悪いことばかりに目がいってしまい、良いことをなかったことにしてしまう。

また、自尊心が低く、自分自身を見捨てている傾向にある。
そのため、「自分は見捨てられるべき存在だ」という意識のもと、
人を試し見捨てられようとします。

「私のことを嫌いなんでしょう」と恋人を責めることがその一例です。

アダルトチルドレンは、

愛情や友情、信頼をすんなりと受け入れることができないため、
相手が自分を本当に大切に思っているかとゆさぶりをかける。

 

④冗談に傷つく!

まじめすぎるので柔軟な対応が望まれる。

物事を深く考え過ぎてしまう傾向にあるため、
他愛のないジョークも真剣に受け止めるために
冗談が通じない人だという印象を与えることが多々あります。

相手がジョークのつもりでいった言葉に傷つくことも多い。

完璧に物事をこなそうとする姿勢は、
努力家であると見られることもありますが、
その反面、達成感を感じた経験が少ないため、
最後までやり遂げるのはむずかしい。

 

⑤考えを変えることができない!

客観性に欠ける、物事の本質を見極めるのが苦手。

たとえそれが事実と異なっていたとしても、
自分の解釈からぬけだすことができない。
柔軟性に欠け、頑固だととらえられることがある。

思い込みから早まった結論を出してしまうこともあります。

「自分がどうである」という主観的に物事をとらえ、
他人も自分のような考え方、感じ方であると決めつけてかかる。

十人十色であり、百人いたら百通りの考え方があると思うことができません。

自分の考えていることが正しく、その他の考え方はすべて間違っているという
排他的な思考に陥りやすい。

 

 

アダルトチルドレンかどうかを診断チェック

アダルトチルドレンと呼ばれる状態になる原因には、
幼少期の家庭環境が大きな原因であることが確かです。

様々な要素があるなかで、
親もまたアダルトチルドレンであることが多い。

私たちは、幼少期に両親から学んだコミュニケーション方法でしか
他者と関わることができません。

自分の家庭環境はいったいどうだったか
振り返ってみる必要はとても重要な行為です。

下記の項目を参考にしてみてください。

 

育った家庭環境チェック

・家庭内に虐待やDV(身体的・精神的・性的な暴力)があった
・兄弟・親戚・近所・友達などといつもくらべられてきた
・親が与えてくれる愛情はいつも条件付きだった(いい子でいれば愛情が貰えるなど)
・親が精神的に不安定だった
・親がアルコールなどの依存症であった
・親が過保護や過干渉であった
・常にプレッシャーを与えられてきた
・自分の気持ちが最優先の親であった
・家の中に安心と安全が確保されていなかった
・母親がいつも不幸せそうだった
・自分が素でいられる安心できる場所がなかった
・親と子どもの役割が逆転していた(これは精神的なものも含めてです)
・両親が不仲の場合や、家庭内に会話や笑顔が少なかった
・親に否定されることが多かった
・甘えたい時に甘えられる環境になかった
・認めてもらえたり、褒めてもらったりした経験がほとんどなかった
・暴力のある環境だった

 

いかがでしたでしょうか?
どの環境も子どもにとっては地獄ですよね。

でも、これは人それぞれの受け取り方で変わってきますので、
同じ環境にいても皆が影響を受けるとは限りません。

大事なことは、当時のこどもだったあなたが、
受け取った結果の記憶体験が重要な要因になります。

ほんの些細な親の言動や行動で子どものこころは傷ついてしまい、
成長とともに蓄積され、大人になっったあなたの思考や感情に大きな影響を与えます。

これが現在のあなたの「生きづらさ」だということを自覚してくださいね。

幼少期に学んだ(刷り込まれた)思考やコミュニケーション方法は、
先祖代々受け継いでいいきます。

アダルトチルドレンに気づいて、一刻も早く生きづらくしている思考や思い込みは
自分のところで断ち切って、後世に受け継がせないように解決していきたいものです。

 

アダルトチルドレンチェックシート

自分がアダルトチルドレンではないかと不安に思っている方は、
下記のチェックシートを一つの参考にしてください。

□『~しなければならない』『~すべき』がとても強い
□白か黒か・0か100かでしか考えられない、グレーゾーンが受け入れられない
□極端なネガティブ思考である
□些細なことで怒りが湧きあがる
□自分に価値が無いと思ってしまう
□小さなことを一つ注意されただけで自分が嫌われている、自分はダメだととらえ過ぎてしまう
□愛されていないと思ってしまう
□人の顔色ばかりうかがってしまう
□罪悪感がとても強い
□自分の気持ち、自分のしたいことがよくわからない
□うつ状態、神経症、乖離などの症状がある
□アルコール、買い物、セックス、ギャンブル、薬等に依存してしまう
□ワーカホリック(仕事中毒)の傾向にある
□会社やご近所、保護者同士など人間関係のトラブルが多い
□いつも暴力的な人と恋人関係になる
□恋人やパートナーに選ぶ人は「自分が居なければこの人はだめになる。
 自分が何とかしてあげなければ」と思う人が多い
□完璧主義である
□物事を多面的にみることが出来ずに「こうするしかない」と思い込みやすい
□友人や恋人・夫婦など、対等で良いはずの関係でも対等な関係を築くことができず、 
 いつも上下の関係になってしまう
□ある程度の年齢まで「いい子」でいるために頑張ってきた、又は今でも頑張り続けている
□リストカットの経験がある
□どんなことも人のせいにしてしまう
□いじめや不登校の経験がある
□どんなことも自分のせいだと思って常に自分を責めてしまう
□何をやるにも意欲がわかずに無気力だと感じる

これらが全てということではありません。上記はあくまでも例です。
誰でも少なからずあてはまる項目もあるかもしれません。
しかし、これらの傾向が強く出て生きづらさに繋がっている場合は、
アダルトチルドレンの可能性があると言えるかもしれませんので参考にしてみてください。

 

チェックシート結果からみた対処法!

上記のチェックシートの中であてはまる項目が一つでもあてはまる場合、
自分の根底にある本音(内面の気持ち)と向き合うことを考えてみて下さい。

該当した項目が基準とな利その影響がもとで生きづらさ、悩み、人生に投げやりな気持ち、
何だかうまくいかないことが多いと感じているのであれば、
「チェック項目が少ないから大丈夫」ではなく1つでも3つでも自分の中に苦しさがあるかどうか、
楽しく幸せに暮らせているかどうかを確認してみてください。

 

5項目以上当てはまる

私が積極的に心のケアをしてほしいと思う目安としては、5項目以上当てはまり幼少期の頃、
家での居心地がよくなかった方、特に一生懸命良い子でいたという方。

今は、苦しさが我慢できていたとしても、
今、自分の心の手当てについてじっくり取り組んでいかないと
年齢を重ねるほど症状が顕著に出現してきます。

先延ばし行為そのものも、アダルトチルドレンの証拠である
ということを知っておいていただきたい。

また、なかなか変われない理由の一つとして、変わることへの恐怖、
自分がなくなることへの恐怖がブロックになっていることが多い印です。

でも、それらはすべて幼少期に刷り込まれた反応パターンであることを
しっかり認識しておく必要が前提として重要です。

アダルトチルドレンと呼ばれる方の傷つき体験は、
本人が傷つき体験だと気づいていないことも多くあります。
ですので、知ろうとすることが一歩踏み出すことになると思います。

 

7項目以上当てはまる

チェック項目の3分の1の7項目以上に当てはまったあなたは、
かなりのしんどさを抱えているのではないでしょうか?
かなざわのカウンセリングにこられる方は、
7項目以上当てはまる方が最も多いですね。

無料メルマガや初回無料カウンセリングなどを利用して、
少しでも早く自分の傷に気づいて今できるケアをしてほしいと思います。
まずは、自分自身を深く知ることから始めて今の自分にできるケアをしていきましょう。

心の傷への取り組みが少しずつ進んでいくと絶対だと信じていた考え方も変化したり、
多面的に物事を見られるようになり選択肢が増えたりと、生きやすさに繋がるようになります。

考え方に変化があると湧き上がる感情も全く違うものになります。

 

日常生活でできること

日々の日常の中で自分にできることとしてエネルギーを蓄えることがあります。

体力的なエネルギーももちろんですが、
ここでは、精神的な内にある『生きようとするエネルギー』です。

アダルトチルドレンで苦しんでいる方は、
そのエネルギーが常に吸い取られ消費ばかりしていて蓄えることができず、
エネルギー不足の方がほとんどです。

ここでは、エネルギーを蓄積するトレーニングについて学んでいきましょう。

 

日常生活で充電する時間をもつ!

・気持ちがホッとできる時間を少しでも持つ。
・好きなこと、やりたいと思うことをする時間を持つ。
・安心して素の自分でいられる場所をつくる(安心できる人でもOK)

エネルギーを蓄えることはとても重要です。
心身共にリラックスできる時間が必要だということです。

何をしたらいいかわからない人は、日常のほんの小さいことから、
とにかくできそうなことをやってみてください。
その中から「これは悪くない」と思えることを見つけていきましょう。

 

考え方の練習をする!

ネガティブな考えが浮かんだ瞬間、それしか考えられなくなるかもしれません。
でも、物事には必ずポジティブとネガティブとその真ん中の見方があります。

なれるまで、無理やりでもポジティブな見方をした時に他にどんな見方があるかを
想像してみるクセをもつことも一つの方法です。

たとえば、ぼーっとしている夫がいる
・ネガティブ⇒誰のことを考えているのだろう?と不安になる
・ポジティブ⇒リッラクスできていて、良い時間を過ごしているんだなぁ

人によって見方は違いますし、選択肢はもっとあるかもしれません。
以下の流れをたくさん経験していくことが大切なので、
何かをするときにはこの流れを意識してみてください。

①どんな小さなことも自分で自由に選択して決める
②行動に移す
③結果を自分で受け入れる

この流れが、習慣化できれば精神的な自立につながりそれは回復にもつながります。

習慣化:21日間継続できるといいですね。
 
向き合いたくない過去と向き合う勇気をもつ!

つらいい記憶体験がある方にとって自分と向き合うことはとても苦しいですよね。
でも、その勇気がもてたとき、ラクに生きられる未来への一歩を踏み出すことができます。

こころのケアをするということは、自分のタイミングが大切ですが、
つらい記憶や感情にふたをしたままにせず今後の人生を楽しいものにしていくことなんです。

 

まとめ!

・アダルトチルドレンは病名ではありません。家庭機能不全の環境で育ち、
 そこで身につけたパターンの影響で大人になっても生きづらさを抱えている方の総称です。

・思考の偏り、それにともなう感情の不安定さでいつもエネルギー不足の状態なのがアダルトチルドレンの特徴です。

・幼少期に家の居心地が悪かった方、一生懸命良い子を頑張ってきた経験がある方はこころのケアを考えてみてください。

・あなたがアダルトチルドレンかもしれないと思っても知って、気づいてケアすることで今より生きやすい未来を創れます。

・あなたがどんな家庭環境の中で育ったか、一度じっくり向き合って真実を認めることから逃げないでください。

・精神的に親から自立するために、あなた自身で選択し、行動し結果を受け入れると言うプロセスを意識してください。

・物事には必ず白か黒かだけでなく真ん中の見方もあるということを知っておく。

・エネルギーを蓄えるために、好きなこと、やりたいこと、ホッと力を抜ける時間、安心できる居場所を最優先に探す。

 

アダルトチルドレンと機能不全家族

機能不全家族とは

アダルトチルドレンを生みだす大きな原因のひとつに、
家族関係が『機能不全家族』であったということがあります。

だんらんし、語り合い、お互いが支え合うという「家族としての機能」が
十分に備わっていない家庭のなかで育つと、
機能不全な環境や考え方が当たり前であるかのように認識して大人になっていきます。

 

また、幼少期の重要な人格形成において、愛情を得る機会が非常に乏しいことから、
自己愛・自尊心、他者への共感、他者の苦しみに対する理解等に欠けた大人にもなりやすい。

機能不全家族のなかで育った子どもは、
その傷が癒えることなくそのまま社会と健全な関係を
築くことができない大人になっていきます。

 

しかし、機能不全家族に生まれ育った者が全て必ず社会不適応な人間になるとは限りません。

機能不全家族で代表的なものとして、
家族の人でアルコール依存、虐待、共依存などの症状が多い。

更に、家庭を構成する親、または祖父母などが、
機能不全家族で育った経歴がある可能性も高い。(世代間連鎖)

この機能不全家族において最も影響を受けるのは、
自らに生活力がないためその環境から脱出することができない子供です。

当然ながら生活能力のないこどもは、このような不幸な状況から逃れることができません。

自然とごくあたりまえにゆがんだ思想や観念を
潜在意識に刷り込まれながら子供時代を生き延びなければなりません。

ですから、子供時代に学ぶべき社会ルールや愛情を学ぶことができず、
「親の奴隷」のような日々を強いられ、ゆがんだ思考を身につけざるえない環境にあります。

その結果、ゆがんだ価値観や思考・行動パターンが原因でいじめの対象にもされやすくなります。

特に、親から虐待を受けた子どもは、大人になってその親から脱出できたとしても、
年老いた親を冷遇したり、または暴力的支配におよんだりなどして、「親への復讐」を始めるケースもある。

機能不全家族の一番の問題点は「機能不全家族の中で育った子どもが、
育った環境の不健全さに気づかない場合に、

自分の配偶者としても同様のゆがんだ価値観をもったパートナーを選んでしまうことや
親は無条件に正しく、全てを子どもの原因だと決めつけて子どもを泣き寝入りさせることなどの
パターンに陥ることが非常に多い。

 

機能不全家族となる要因とは

機能不全家族を生み出す家庭内の主要な原因としては、 不健康な家族文化、ゆがんだ家族システムを持つなど、
その背景となる原因はさまざまです。

アルコール依存症 ギャンブル依存症 薬物依存症 親の自殺  親の死亡 親の浮気
両親の離婚 親の再婚 親からのネグレスト 精神的な児童虐待 性的な児童虐待 家庭不和
家庭内暴力 サラ金地獄 生活困窮 生活苦を伴う家族の病気 望まれない出生 不遇な里子体験
親が宗教にのめり込む          

 

「家庭内に問題のある子どもは、大人同士の争いなど未成熟な子どもには理解できないものばかりを見せつけられ、
感受性のアンテナが対人関係にばかり向いてしまい、自分の気持ちと向き合う機会を失ってしまいます。

そういった子どもは、20代前半頃までに誰もが社会性を身につけ大人になると、
自分の気持ちに対する感受性の弱さから感情のコントロールや自己信頼能力の不安定さが影響して
社会生活の様々な場面で、精神的な心の問題となって浮上してくるようになります。

 

あなたの家族に何が起こっていたかチェック!

□身体的な虐待があった

・殴られたり、おしりや手をたたかれたり、髪の毛や耳をひっぱられたり、
・蹴られたり、押さえられたり、手をひねられたり、つねられたり、
・棒でたたかれたり、からだをひどく揺さぶられたりなど、
・からだの安全がなんらかの形でおびやかされた。

・そのほか、物を投げつけられたり、自分の大切にしている物やペットを傷つけられたり、
 かべやドアをたたいて壊されたりなど間接的な暴力があった。

□性的虐待があった

・家族、または親せきなどのメンバーから性交渉、オーラルセックスを強いられたり、
 膣や肛門へ指や物を入れられる。乳房や性器にふられたり、
・ポルノ写真を見せられたり撮影されたり、売春を強いられたり、
・いやなのにキスをされたり、性的なまなざしでじろじろと裸を見られたり
 相手が性的な満足を得るため性器を露出するのを見せつけられたりした。
・性的な虐待を打ち明けたとき、家族から信じて貰えなかったり、自分が責められたり、無視されたりした。

□精神的、感情的、言語的な虐待があった

□家庭の不和があった

・両親の不和、片親または両親がお互いに暴力をふるったり、言い争いがあるなど、けんかが絶えなかった。
・両親が黙って憎しみ合っていた。
・醜いあらそいのある離婚があった。
・両親としゅうと、しゅうとめとの仲の悪さなどで常に緊張していた。

□怒りの爆発がよく起こっていた。
・いつ怒りが爆発するかと恐れていた

□愛のない冷たい家族だった

・親から拒絶されたり、見捨てられたりして具体的な愛の表現をしてもらえなかった。  
・何を言っても聞いてもらえなかったり、受け入れてもらえなかった。
・親がいつもうつに落ち込んでいたり、病気がちだったり、留守だったりして、世話をする大人がいなかった。
・親の家でや自殺などがあった。

□人格を否定するような言葉や怒鳴り声が飛びかっていた

・「ろくでなし!」「バカヤロー!」「死んでしまえ!」「なまいきだ!」
・「クズ!」「何一つ、まともにできないくせに!」「出ていけ!」など。
・「つめたい子だねぇ」「あんたのおかげで苦労ばっかり」と批判されたり、
・いやみや皮肉を言われたり、罪の意識をうえつけられた。
・傷つくような言葉や態度があたりまえのもののように、家のなかに充満していた。

□威しがあった

・「誰かに言ったら家族はバラバラになるぞ」
・「そんなことしたら家から追い出してやる」
・「いい学校に入らなきゃ、学費出してやらないぞ」などというものから、
・「なまいきを言うとこうしてやる」(ペットなどを傷つけたり、殺すまねをする)、  
 「言うことをきかないと、ゴハン食べさせないからね」
・「口答えをするのか。お父さんに言いつけてやる」
・「おまえがそんなふうだと、私の病気が悪くなる」と言ったり、自殺をほのめかしたり、
 家族の安全をおびやかしたり、家族を見捨てるようなことを言うなどの威しがあった。

□他人や兄弟姉妹といつも比べられた

・「どうしてあんたは、○○ちゃんのように勉強しないの」
・「お兄ちゃんはいいけど、あんたはダメね」
・「少しはとなりの○○君のように言うことを聞け!」など。
・兄弟姉妹のなかで、ある子にはいろいろ物を買い与えたり、あれこれとかまうのに、
 自分には買ってもらえなかったり、ほっておかれたり、
・差別されたりした。兄弟同士のけんかなどをすると、全部自分のせいにされた。

□親の思い通りになるようにコントロールされた

・親の言うとおりにやってもダメ、やらなくてもダメというダブルバインドで拘束されたり、
 「あんたのためだから」と、一見やさしそうに見える拘束があった。  
 「バレエはだめ、ピアノにしなさい」「あんな友達とつきあっちゃだめ」「そんなこと思っちゃダメ」
 「子供はいらないことを言わないで勉強だけしてればいい」などと自分のしたいことが禁止され、
  親の言うとおりにさせられた。

□親の期待が大きすぎる家族

・何をやっても親に満足してもらえない。テストなど、どんなにがんばっても、
・小さなミスを指摘され完璧さを要求された。
・自分の性格や、やりたいこととは、まったく反対のことを期待されたり、
・自分の能力以上のことを期待されたりした。
・お人形やプロジェクトとして扱われ、自分の考えを持つ一人の人間としてではなく、
 親のおもちゃ、見せ物、持ち物として機能させられた。

□他人の目を気にする、表面だけ良くふるまう家族

・お金、見栄えの良い仕事、肩書き、学歴だけが重視され、
・人格の成長、一人一人の幸福などは無視された。
・外側に見せる家族の姿と内側の家族のあり方との間に大きな差があった。

□あまりにも多くの秘密があったり、外に出してはいけない大きな隠し事があった

・親の浮気、刑事事件、精神病、暴力、性的虐待、私生児、遺伝病などにまつわる
・秘密が家族の中にあり、自由に意見や感情が出せなかった。

□顔や姿かたちについてからかわれたりばかにされたりした
・「おもえはブスだ」「オッパイが出てきたな」「デブだから何着ても似合わない」
 「能もないのにブクブク太ってる」など。

□親と子どもの関係が逆転していた

・親に問題があって親としての保護力がなく、子供が親の役割を引き受けさせられた。  
・子供が親のグチを聞いたりなぐさめ役をやったりカウンセラーをやっていた。
・親が子供に歳以上に大きな責任をとらせたり、子供と同じレベルで競争したり嫉妬したりした。

□子供を過度に甘やかした

・なんのルールも規範もなく、子供を甘やかして過保護にしてしまった。
・子供が欲しい物はなんでも買い与え、子供がかんしゃくを起こすと、親が全部なにからなにまでしてやり、
 子供を無能にしてしまった。
・親が自分のひとりよがりや欲求から、子供が窒息するほど溺愛して離さなかった。

□自分の存在を否定された

・「おまえなんて生まなきゃよかった」「男だったらよかったのに」
・「おまえは橋の下からひろわれた子だ」「おまえがいるから離婚できない」
・「欲しくなかったのにお父さんが無理に生ませた」など常に言われた。

□依存症や共依存の親がいた

・家族のメンバーがアルコール、覚醒剤などの薬物、処方薬、ギャンブル、仕事、摂食障害、非行、
 セックス、買い物、害のある人間関係などにのめりこんでおり、家族が混乱したり亀裂が入っていた。

□家のなかのルールに一貫性がなかった

・あるときは必要以上にきびしかったり、あるときはどんな違反があっても見すごされたりした。
・家の中の規則は不公平であったり、つじつまが合わないもので、親の勝手でできたものであった。

 

機能不全家族のルールとは!

子どもが育っていくためには何が必要でしょうか?

それは、十分に愛され、受けとめられ、リラックスできる場が必要です。
もちろん、どの家庭にもさまざまな問題は起こり、このような機能がいつも果たせるわけではありません。

問題は、こうした「機能不全」の状態がシステムとして固定してしまった場合です。

アディクションに侵された家族は、両親の不仲や親の情緒不安なども同じような状態をつくり出します。
機能不全家族には、次のような暗黙のルールが支配しています。
※アディクション(嗜癖)とは、簡単に言うと止めよう止めようと思いながらも止めることのできない悪い習慣に耽ってしまうこと

<話すな>   問題について話し合うのはよくない。
<感じるな>  感情を素直に表わすのはよくない。
<信頼するな> 人を信じてもろくなことはない。

機能不全家族で育った子どもは、小さい頃から親に十分甘えたり、のびのび遊ぶ機会を与えられません。
両親のいさかいに巻き込まれたり、いつも自分のことは後回しにされたりします。

幼い頃から家庭内の緊張を感じとり、なごむように冗談を言ったり、親のグチの聞き役や世話役になったり、
不安な状況を避けるため片隅で息をひそめたり、「いい子」になることで自分の存在を認めてもらおうします。

逆に「悪い子」を演じることで親の問題を見えなくさせる役目を果たしている場合もあります。

子ども時代に身につけた生きる手段は、その人をがんじがらめに縛る鎖ともなります。
たとえば、リラックスするのが苦手だったり、自分の気持ちを表現できなかったり、
他人の問題まで自分の責任として引き受けてしまったりします。

こうした中で、ある人は仕事にのめり込み、ある人は世話をする対象を求め、
ある人は緊張をとくためにアルコールや薬物に依存していきます。

こうして、多くの人が、自分の育った家庭と同じような問題を再現することになります。

あなたの中の機能不全のルールをひっくり返して、健康なルールに置き換えましょう。

<話す>   問題を隠さず、オープンにする。適切な人に助けを求める。相談する。
<感じる>  感情はあなたの内側からのメッセージ。抑えこまず、小出しに表現する。
<信頼する> 世の中捨てたものではない。人とつながる。信頼できる人を見つける。

どうですか?

このルールのほうが、ずっと楽に生きられると思いませんか?

 

機能不全家族の中でのこども時代の役割とは

アダルトチルドレン、機能不全家族の中で育った子どもは、
子ども時代を生き延びるために、さまざまな努力を重ねてきました。

そして、家庭内での自分の役割というものを
自分でも気がつかないうちに演じさせられています。

その役割が、あなたの人間関係を一定の枠に閉じ込めています。
自分に割り当てられていた役割を変えることで、
あなたは他の人との関わり方を変えることができます。
一人でいくつかの役割を重ねもったり、入れ替わることもあります。

ここで、アダルトチルドレンのつのタイプをご説明します。

 

①ヒーロー(最年長者)

~家族の期待を一身に背負ったタイプ
・学校では、いつもよい成績をとれるよう努力していた
・「しっかりした子」とほめられるよう努力していた
・周囲のまとめ役をつとめるため努力してきた
・責任感がとても強いと感じる
・周囲に能力を評価されなかったら、自分の価値が感じられない
・息抜きをしたり、無邪気になって遊ぶのが苦手
・ミスや失敗をすると、ひどく自分を責めて落ち込んでしまう
・他の人の失敗でも、自分の責任のように感じる
・もっともっと努力しなければと、いつも自分を追い立ててしまう

ヒーロータイプへのアドバイス

いつも完璧でいるために必死だったあなた自身に伝えてあげてください
・失敗しても大丈夫だよ(完璧は世の中にありえないんです)
・丸ごとの自分に価値があるんだよ!
・ホッと息抜きできる時間を与えてあげましょうね!

 

②スケープゴート(身代わり・問題児) 

~家族の問題を行動化するタイプ
・親や教師に反発や怒りをぶつけてきた
・ルールを無視した行動で自分の存在を目立たせようとする
・「悪い子」と言われたり態度で示されて傷ついてきた
・あなたが問題を起こすと、両親は今までのいさかいなどを忘れて
 一緒にうろたえたり、叱ったり解決に奔走したりしていた。
・自分なんかどうでもいいと感じることが多い
・怒りにまかせて相手を非難攻撃することが多い
・ちょっとしたことで周囲との関係がこじれてしまうことが多い
・自分の淋しさや傷をわかってくれる人など、誰もいないと感じる

スケープゴートタイプへのアドバイス

親や家族が自分に十分注目してくれないことに傷ついてきた
あなた自身に伝えてあげてください。
・あなたは愛される価値があるんです。
・あなたはひとりぼっちではありませんよ。
・あなたは大切な存在なんですよ。

 

③ロストチャイルド(いなくなった子/2番目)

~存在しないふりをして生き延びたタイプ
・家庭でも学校でも、なるべく目立たないよう行動してきた
・「素直な子」とほめられるよう行動してきた
・自分の存在が忘れられているように感じてきた
・大勢のなかにいるより、ひとりきりで過ごすほうが好きだ
・自分を表現したり意見を主張するのが苦手だ
・孤独感を感じることが多い
・自分はいなくてもよい存在なのではないかと感じることが多い
・人生に生きる意味があるなんて思えないことがしばしばある

ロストチャイルドタイプへのアドバイス

「自分はどうでもよい存在だ」と感じ、目立たないことで
自分に問題が降りかからないようにしてきたあなた自身に伝えてあげてください。
・あなたは大切な存在ですよ。
・あなたにはたくさんの潜在能力があるんですよ。
・あなたの人生の主人公は他人ではなくあなた自身なんですよ。

 

④マスコット(道化師、ピエロ)

~おどけた仮面を被って不安を隠してきたタイプ
・小さい頃から周囲を笑わせよう、なごませようと努めてきた
・相手の目を真っすぐに見ないようにしていた
・自分の不安や弱さを相手に悟られないように努めてきた
・「落ち着きのない子」と言われた
・その場がシラけたり、気まずい雰囲気になるとひじょうに不安を感じる
・人と対決するのが怖い
・「明るい」「軽い」仮面の下の本当のあなたを誰もわかってくれないと感じる

マスコットタイプへのアドバイス

おどけた行動の背景には、恐れと不安の感情がありませんでしたか?
そんな自分自身に伝えてあげてください
・怒りたいときは怒ってもいいんですよ。
・つらいときは、「つらい」と言ってもいいんですよ。
・周囲の緊張に、いつもあなたが責任を負う必要はないんですよ。

 

⑤ケア・テイカー(世話役)

~親や周囲の面倒を見てきたタイプ
・「やさしい子」「思いやりのある子」と言われるよう努めてきた
・周囲の役に立つよう、がんばってきた
・自分勝手にならないよう、してほしいことがあってもがまんしてきた
・困っている人がそばにいると放っておけない
・自分の都合より、他人の都合を優先することが多い
・自分を優先するのは、わがままでいけないことのように感じる
・相手が何を望んでいるのか、ひじょうに敏感に感じ取ることができる
・自分が何をしたいのか、何を感じているのかわからなくなることが多い

ケア・ティカ―タイプへのアドバイス

あなたは感受性が豊かで他人の痛みに共感しやすく、
いつも自分の欲求を二の次にしてきませんでしたか?
そんな自分自身に伝えてあげてください。
・あなたのことを真っ先に考えていいんですよ。(自分勝手とは違います)
・「私は何がしたい?」「今どう感じている?」と自分自身に焦点を当てましょう。
・子どものように無邪気に遊ぶチャンスをつくりましょう。

 

⑥プリンス・プリンセス(意志のない人形)

~周りの望むとおりに生きてきたタイプ
外面 -良い子、自慢の子、気の利く子
内面 -自分の考えに不安が強い
言動 -周りの期待通りの行動をとる、他者に合わせることで自分の居場所を確保
弱点 -周りに流される、選択を失敗した時は他人のせいにする、自分と他人の考えが違うと自分の考えを否定
長所 -人が望むことを察知することが得意、指示をこなすことに長けている、失敗しないように他人の話をよく聞く

 

機能不全家族と共依存の関係!

共依存という言葉

 1970年代、アルコール依存症者の妻たちが苦しむ様子を目にした援助者が、自然発生的に使い始めたのが初めです。

アルコール依存症者の妻たちは、夫の飲酒問題を何とか解決しようとして説教したり、監視したり、
失敗の尻ぬぐいをしていた。

 崩れかけた家庭を、夫に代わって支えようと必死でした。

ところが、妻が必死になればなるほど問題の当事者である夫は、
自分の健康や社会生活や家族のことに責任を持たなくなりますます飲むという悪循環を生じさせていた。

そのため妻は、ますます夫のことで頭を悩ませ、疲れ果て、なぜこんなことになってしまったのかわからずに、
怒り・悲しみ・絶望・混乱の中で途方にくれていた。

「共依存」という言葉は、こうした妻をはじめ依存症の家族にとって、
「何が起きているのか」「どうすればいいのか」を考えるきっかけとなりました。

共依存の症状

1.自分が生まれながらに持っている価値を子ども時代に認めてもらえなかったため、
  人と比べて上か下かという外の基準を頼りに生きようとする。

2.子ども時代に自分をきちんと守ってもらえなかったり、親からべったりくっつかれたために、
  適切な境界線の引き方がわからず、 壁を作って孤立したり、境界がないまま相手に侵入され踏みにじられてしまう。

3.ありのままの自分を認められないため、完ぺきならOK、少しでも間違うとダメ、といった白黒思考に陥り
  現実を認められない。

4.子ども時代に自分のニーズが満たされなかったり、親が先回りして何でも与えてしまうために、
  「人に頼ることをせず、なんでも自分の力でやろうとする」か、
  「自分の責任で自分のニーズを満たせず、他人に頼ってしまう」かのどちらかになる。

5.適度な自己表現やセルフコントロールが難しく、 自分の衝動や欲求を吟味することができず行動に移したり、
  がちがちに我慢して抑えすぎたりする。

 

自分らしい生き方になるためには・・

まずは安全な場・信頼できる相手のもとで、抑えていた気持ちを言葉にしたり、
つらさを受けとめてもらう体験が大きな力になります。

そこをきっかけにして、「自分を苦しくさせるような生き方」を変えていくことが必要です。

長年のパターンを変えるのは、簡単ではありませんが 新しいスキルを知って、
練習しながら少しずつ身につけていくことが自分らしい生き方に近づけていく唯一の方法です。

 

様々な場面での共依存パターン

・パートナー同士で見られる共依存とは
 DV(ドメスティックバイオレンス)では、男性が女性を暴力で支配しようとしますが、
 酷い暴力が頻繁であれば、相手に問題があるとするのが健全な考え方でしょう。
 しかし、DVの男性は、暴力を振るった後に許しを請い「もう絶対にしない」などと言い優しくなります。
 女性は、この優しい時の男性を信じ、「私がいなければと」思う。

・アルコール依存症のパートナーに、お酒を飲み過ぎないようにと甲斐甲斐しく世話をする。
 アルコールを飲んで暴れたり暴言を吐いたりしても、決して離れず、
 パートナ―を立ち直らせることができるのは私しかいないと思う。

・母親と娘の関係での共依存では、子供の頃から、母親の言う通りではない自分は悪い子だと感じてきた
 アダルトチルドレンは、大人になって、自分と親の価値観と違うと「自分が悪いのだ」と感じることによって、
 大人になっても母親がどう思うか、母親がどう感じているかをとても気にするようになる。

・過干渉の母親は、子供の意思や気持ちを考えることなく、親の思う価値観を押し付ける。その結果その子供は、
 自分で考えるという能力を奪われてしまう。

・放任主義の母親は、子供に無関心であり、母親は自分自身のことに常に一生懸命なあまり、
 その子供はたくましく自立するか、自分の存在価値が分からなくなるか、のどちらかになります。

 

このように、問題のある相手を、自分で何とかしようとするのが共依存の関係。
この心理には「誰かの役に立つ自分でいること」で、自分の存在価値を認めている。

 

共依存の人間関係

辛い!でも離れられないのが共依存の人間関係!

共依存の関係は、支配する側と支配される側で成立しています。
そして、嫌だと感じていてもその関係から逃れようとしません。

それが依存の怖いところです。
「苦しいけれども離れられない」というジレンマがあります。

また、アダルトチルドレンは「NO」ということが言えません。

自分には無理と思うことでも、断ることができないことをいいことに支配する側は、
無理な要求をエスカレートさせていき、関係は更に悪化していきます。

 

共依存の人間関関係を断つ方法は「自立」すること!
1.物理的な自立→相手と距離を置く。
  例えば、DVのパートナーであれば、命の危険があるかもしれなので身の安全を守るのが大事。

2.経済的な自立→金銭面において相手に頼らない。

3.心の自立→1人でもいられる。
  自立しているということは、人を信頼し、自分のできないことは協力してもらうことができること。
  また、自分も他の人と協力できるということ。

 

機能不全家族と境界線

境界線(バウンダリー)とは、自自分に対して行動をとってくる他人に対して、合理的・安全・許容可能な範囲かどうかを判別するルール、ガイドラインのようなもの。

そして次のことがきちんとできることです。

・他人の問題を自分の問題にしないこ

・他人の責任を自分の責任にしないこ

・他人がやるべきことを自分がやらないこと

 

機能不全家族で育つと、この上記のことができにくくなります。

どういうことかというと?

 

機能不全家族の環境では、
親が過保護、過干渉の場合や親が暴言や脅しで厳しく育てた場合

こどもは自分がやるべきことをやらなくなったり、
アイディンティを築くことが難しくなります。

つまり、子どもの心の領域に大人が土足で入り込むようなものです。

親が自分の都合や価値観を子どもに押し付けて育てた場合も、
子どもは親の顔色をうかがったり、
親を喜ばすことや役立つことをすることで親の愛情を得ようとします。

このケースでは、他人の思いや感情のケアを日常的にやってしまいます。
つまり、相手の境界線を越えてしまうことが習慣となり当たり前になってしまいます。

そして、自分が相手の境界線を越えると同時に、
相手にも簡単に自分の境界線を越えられてしまいます。

相手の思いや感情をケアすることで、自分の思いや気持ちが二の次になり、
相手が求めることに対してNOが言えません。

 

なので、結果的に

・他人の問題を自分の問題のようにとらえてしまう。

・他人の責任を自分の責任のようにとらえてしまう。

・他人がやるべきことを自分がやってしまう。

 

 

 

 

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